風来坊@真幸福知

風来坊@真幸福知

始まりは坐禅会のご案内, 思いつくことを何でも書いていたら星空系に... Started with Zazen session info. now almost astrophotos. 시작이 참선회 안내, 이제 별하늘 사진들.

星空観賞会@見々久町さくらロードふれあい広場

夏休みに入って間もない7月最後の週末に集中した出雲天文同好会への依頼観望会が終わってひと息ついた後, 8/5(土)に見々久畑町内桜植栽推進委員会さんから出雲天文同好会への依頼による, 小学校高学年対象の星空観賞会を開きました.

場所は桜植栽委員会さんが整備される山の中の広場で, 道路の街灯1本のほかは近くに灯りはなく, 天気に恵まれて天の川もよく見えました.

暑すぎてか, それとも夏休みも半ばに入って子供たちはどっか行っちゃったのか(?), 予想したほどのお子さんたちの参加はなかったのですが, 同好会のボランティアは飛び入りで増えて, 4台の望遠鏡(3台は電視観望)と数台の双眼鏡というゴージャスな機材で存分に星空をご覧頂けたと思います.

 

19:00ごろ現地到着して準備中↓

うちの102SED/SAGTi↓ 相性問題が発覚TT(後述)

双眼鏡軍団↓

 

前回の観望会では会の様子を撮れていなかったので, 今回はカメラを1台会場の端っこに仕掛けて, インターバル撮影をしてみました. 露出時間5s, インターバル3分.

20:00すぎに開始. 21:00ごろまで約1時間.

レンズがF3.5のキットレンズで暗めだし, 観望会のとき人はあまり動かないんですね. 15sくらいにしたら人々の動きや星がもっと写ったのかも...

 

電視観望で見ていただいた星雲や星団のライブスタック画像はこんな感じに↓

(120SED+0.8xレデューサ, IR/UVカットフィルタ, ASI533MC, ASILiveでライブスタック; JPG出力をGimpで軽くトーン調整)

 

結果的に観衆は大人がほとんど+数名のお子さんたちでしたが, 桜植栽推進委員会のみなさんや会場お手伝いの学生さんたちにも楽しんでいただけたようで, あっという間に予定の1時間が過ぎました. 暑さも忘れて宇宙への関心を膨らませていただけたかも.

20:20ごろに通過するはずだったCSS(中国の宇宙ステーション)のことを案内し忘れたし自分も見逃してしまったのが残念. 他の方は見てました??

 

今回はチラシの作成から関わらせていただき, 良い経験をさせていただきました. 地元の小学校の4〜6年生全員にチラシを配ると言われていたので, 子供たちと保護者で40人くらい来るんじゃないかと身構えていましたが, 初回としては, 少人数でゆっくりできて, 主催者の関係者の大人の皆さんにもお楽しみいただき, 星空を見るイベントがどんなものか理解いただく機会にもなって良かったのではと思います.

現地は南側が山で隠れていて, 昼間の下見では35°以上まで見えないんじゃないかと思いましたが, 実際はM16, 17やいて座スタークラウドくらいまでは見えていてまずまずの視界でした. いて座とさそり座のしっぽが見えるくらい開けていれば言うことなしですが, このくらい見えればなんとかなる感じ.

 

102SEDとSAGTiの相性問題?

さて, 先日から102SEDをSAGTiに載せて電視観望に使っているが, 長い鏡筒はSAGTiとやや相性が悪いのが発覚TT

天頂のやや東にあるM13を導入しようとする時, 接眼部が三脚に干渉してしまうという事案が発生. 接触してアラインメントがズレたが, 幸いカメラのネジが緩む方向に力がかかったので壊れたものはない.

(それで予定に入っていたM13をあきらめてM5とかに走った次第)

SAGTiは赤緯軸が重心にめいっぱい引きつけた位置にあって, 普通のように三脚の1本を北に向けるとウェイトと脚が干渉しやすい. それで, 上の写真のように北側に2本脚という置き方をする. すると, 南を向いていた鏡筒を天頂に向けて動かす時, 接眼部が脚に当たるということが起こってしまう.

SAGTiのウェイト軸は, 三脚との干渉を防ぐために少し北へ傾けて斜めに取り付けることができるが(オフセット), 102SEDくらいの重さ(4kg)になると斜めでは2.2kgで足りなくなる.

ということで, SAGTiには7cmくらいまでの短い鏡筒にしとく方が良さそう...