先日の中秋の名月の夜に, 102SEDによる拡大撮影をやってみた. シーイングは眼視が楽しめるくらい.
D=102mm F7でf=714mmのEDでどこまで写るんでしょう?ということだが, 惑星などの拡大撮影は悩ましい所. f=1500mm以上のカセグレン系だと3倍バーローでちょうどよいのだが, F7で714mmでは3倍してもF21, 2100mmくらいにしかならない. 4000〜5000mmくらいでF40くらいが欲しいとなると, アイピース拡大の方が良さそう. ということで...
撮影系: Blanca 102SED, 2" 80mm延長筒, 拡大撮影アダプターにFujiyama OR9mmを仕込んで, ASI385MCにT2接続, IR/UVカットフィルタ使用. このアイピース拡大法で合成F47, f=4800mmくらい.
ちなみに, 架台はSA GTiに笠井の140mmハーフピラーを付けてサイトロンの三脚に載せている. この赤道儀, 基本ポタ赤+αでヤワだがこのくらいの鏡筒(4kg)まで眼視と惑星撮影なら何とかなる感じ. SX2赤道儀だと安定して心配がないが, SA GTiは1回で運べるので重宝している.
ただ, 屈折鏡筒で接眼部にいろいろ付けると前後のバランスが大きく変わるので, 赤緯のバランス取りが面倒かも.
ということで, 土星.
タイタンを撮ろうと思って露出を長くしてみたら, 他の衛星もいくつか写っていた. 本体とは適正露出が大きく違うので, 本体は別撮りしてはめ込み合成してみた.
その時空に見えていた二重星たちも撮ってみた. 光学系は同じ, 露出は星の光度により調整した. 500〜1000コマ撮って50%スタックしたものを, 宝石箱風にまとめてみた.
二重星はこんな感じに集めて見るのも良いかも♪♫
【了】