謹賀新年
2023年が善い年になることを心よりお祈りいたします.
昨夜は2年ぶりに真幸会の皆様のご協力により, かがり火を焚いて照明を灯しての除夜の鐘となりました. 最近も新型コロナ感染症の感染者は多いようなので, 甘酒等の接待は今年も中止ですが, 雰囲気は例年に近い感じに戻り, 多くの方のご参拝がありました.
過ぎゆく2022年, 振り返れば心穏やかでないのは私だけではないことでしょう.
2020年以降のコロナ禍に始まった世界の停滞, ロシアのウクライナ侵攻, 中国では習近平体制の独裁化が進み, さらに国内は安倍元首相の暗殺事件, そして事件究明はどこへやらマスコミ総動員で政府まで丸め込まれた格好の旧統一教会(世界平和家庭連合)とその関連団体バッシング. この状況が基本的人権の根幹とも言える信教の自由に対する凶暴な挑戦であることを, 日本の宗教界は認識しているのか疑問さえ湧く宗教界の反応. 日本はリスク管理ができないくらいだと思っていたら, 法治国家とも呼べないモノに成り下がってしまったのかと悲観的にもなります.
総じて, 2度の世界大戦と冷戦を経て確立されたかのように見えた「自由民主主義の体制」が綻びを露わしているのでは? 普遍的な良心(多分に宗教的伝統に依る)を忘れた自由も民主主義も, 「国」を成り立たせることはできないということかも知れません.
どんな思いでこの年を送り, 来る年に何を願うのか?
祈るしかない時...そういえば, 2000年以降10年くらい毎にそういう時が巡って来ているような気もします.
=祈=