正月は岡山で所用があったので元旦の夜は晴れている岡山の美星町にて一夜を...
こんな感じで, とりあえず夜半すぎまで月があるので月を. (MAKは127→150と少し太りました(笑))
上の画像はスケールダウンしたもの. "flickr"に置いてあるオリジナル画像(5400x6300)はこちら↓
見た感じ, この季節に関わらず自己ベストの解像度が出たような... これはMAKだから? カメラ? それともたまたまシーイングが良かった??
眼視で眺めた感じも悪く無さそうなので, さらにMAK150の実力を見極めようと, 二重星を攻めてみた. 残念ながらバーローレンズを忘れたので直焦点(f=1800mm)のみ.
この季節なのに(!?)シリウスBも写ってしまった. 眼視では見えないけど...
この後, 月が低くなるまで待っている間に全天に薄雲が出てきて, 星雲などのちゃんとした撮影は断念TT. しかし, ライブスタックなら雲の切れ目でも何か見えそうなので...
薄明が始まった頃に, 話題のZTF彗星(この日はかんむり座にいた)を見ることができました:-)
純カセ vs マクカセ(MAK)?
さて, そこそこ見えて取り回しも容易な6インチカセグレン系, 純カセかMAKか? という悩みがあるわけだが, もしかしたら冬はMAK, 夏は純カセということなのかも.
純カセのGS150CCは開放鏡筒で石英ガラスで温度順応が早いと期待して入手したが, 結局, 温度順応に1時間位はかかるし, とくに冬は温度差が大きく「出してすぐ」は全く見えない. MAKは以前小さいの(10cm)を使った感じ「出してすぐから見える」ことに驚いたが, 6インチでも「出してすぐからソコソコ見える」は言えそうな気がする.
シュミカセや純カセと比較して光軸が狂いにくい(少しのズレに像が鈍感). 鏡筒前の補正レンズが分厚く熱抵抗があるので, 内部の温度変化が遅く, 内部に気流が起こりにくいのかも...と思われる. Cloudy nightsでは, 閉じた鏡筒のシュミカセやマクカセは鏡筒を断熱し, 敢えて温度順応させないようにしたら, 温度順応待ちから解放される説も出ている.
ちゃんと温度順応したときの切れは純カセの方が良いかも(単純にガラスが1枚少ないから).
それから... SkyWatcherのMAK150はコンパクトさでGS150CCに勝り, 箱詰めにして結構ラフな移動にも耐えられそう. 内寸の縦が480mmとれる工具箱でいちばんスリムなやつをちょっと加工して収納することができた. (MAK150は箱の中, GS150CCはムリTT)
【了】