本日は9.11メモリアル.
20年前の2001年, 新しいミレニアムの幕開けの年の9月, 当日私は「エックス線作業主任者」の資格試験を受けるために千葉のJR五井駅近くのホテルに泊まっていて, 早朝TVをつけたら, ニューヨークの貿易センタービル, 通称ツインタワーが航空機衝突で崩壊する様子が映し出され, まるで映画の1シーンでも見ているのかと思ったら, それが現実のできごとと知った.
心配になって米国在住の知人にお見舞いのメールを送ったりした.
2977人の方が犠牲になったという.
あれからアメリカのアフガニスタン派兵, 空爆, 長びく戦争...
そして20年たった今年, 米国の政権交代とアフガニスタンからの完全撤退, 今の混乱.
今の状況について現地をよく知る方のインタビュー記事があった.
文春オンラインの記事: (元国連アフガン特別ミッション政務官・田中浩一郎氏インタビュー)
#1: 9・11から20年…なぜタリバンはここまで「衰えない」のか《新首相ら幹部と対峙した日本人元外交官の証言》
#2:「日本でいえば“織田信長”と説明していたが…」“力がすべて”のタリバンに持ちうる「2枚の交渉カード」とは
以前参加したUPFの国際会議で知った, アフガニスタンで女性の教育のために尽力している方がいる.
サキーナ・ヤクービ博士: 90年代のタリバン支配下のアフガニスタンで女性の教育のための秘密の学校を創設し, 教育による社会再建に生命をかけてきた業績で2017年鮮鶴平和賞受賞.
この方の授賞式でのスピーチを聴いて感銘を受けた.
先日の米軍撤退の後すぐにタリバンが支配してしまったアフガニスタンの混乱の中で, こういう方たちは今どうしているだろうか? 必要な保護を受けられているのだろうか? とても心配になる.
祈るしかないのか...
=祈=
テロで亡くなられた方々の生命の犠牲が人類が抱えてきた歴史的問題を贖う意味深いものとなり, 世界を分断させるあらゆる悪を克服して宗教・イデオロギー・国家・民族の壁を乗り越えた和合の世界に向かう道を開くための供物となりますように. ご自身と家族と国家がそれに見合う恩恵を賜りますように.
今のアフガニスタンで苦労する方々が不当な暴力や迫害から守られ, 国際社会がこの国を見捨てず必要な扶助が行われるように.
すべての出来事には理由と意味があり相応しい結果があるはず.