先日は梅雨の晴れ間で久しぶりに月が見えた. シーイングもまずまず. 試験が終わって解放感に浸りつつある子も参加して気まぐれプチ観望会.
スマホで通話中だったともだちにライブしてたり...
GS-150CCでAPS-Cの画角に月を入れたいために何とかしたレデューサのテストも兼ねてお手軽撮影をしてみた.
0.74xレデューサ使用: 横構図で月全体が入る(つまり満月もOK). JPEG Large/Fine 1:1で.
直焦点(補正レンズなし): 縦構図で半月はOK, 横構図だと2枚に分けないと. JPEG Large/Fine 3:2で.
レデューサ使用と比べてコペルニクス付近はもっと解像しているようだが, 下の方はフォーカスがズレているような気もする. 画角いっぱいなので像面の傾きにシビアなのかも.
2.2xバーローで拡大: 上から下へ, いいとこを撮ってみる.
さて, 上の写真でどれがいちばん解像しているか? コペルニクス付近を切り出して同じピクセル数にそろえたものを並べてみると...(色調だけ調整, wavelet分解はしていない画像)
x0.74レデューサ使用 | |
直焦点(補正レンズなし) | |
2.2xバーロー使用 |
レデューサ使用の場合より直焦点の方が良いのは予想通りだが, バーローレンズで拡大したものより直焦点の方が細部が出ていたのは意外だった. バーローレンズは高級品じゃないが一応笠井(GSO)の2" ED仕様のもの. それでも若干色収差が見える. 比較するとレンズを1枚も通さない直焦点はとてもスッキリしている.
惑星だとどうなんだろう?と思ったりするが....
AutoStakkert!3でスタックした時...
Fujifilm X-T20はX-E2より画素数が増えて, RAWやJPEG Largeだと6000x4000ピクセルになる. AutoStakkert!3をCore-i7のPCで使っているが, この画像サイズで数百フレームになると待ち時間が長くなって使いづらい. 100コマくらいが良いかも.
それから, 露出の違うフレームを混ぜてスタックしようとすると, マダラになってうまく行かなかった. 露出のそろったもの100枚くらいというのがストレスなく処理する限界なのかも.