雨が続くと妄想が膨らむ.(笑)
鳥などを見ていると, ちょっとやそっとの望遠レンズ(標準ズームのmax.50mmや手動135mm)では手の届かない所にいる彼らをぐっと近づけて撮りたい欲望に駆られる. 天体望遠鏡はとても適しているかもしれないが重くて気軽に持ち歩けない.
昔, ミラー(レフレックス)レンズというのがあって, シュミットカセグレンみたいな方式で500mm F8くらいの結構な望遠でもとてもコンパクト, という記憶がある. (友人がトキナーかどっかのをもっていた) それでふと○○オクを覗いてみると...
Nikon Reflex 500mm F8とか, TokinaやTamronのミラーレンズが今も中古で流通している. Kenko-Tokinaは昔からあった400mmF8を今でも販売しているらしい.
超望遠だからただでさえ手ブレがシビア, 絞りがないので被写界深度が浅く手動でフォーカスもシビア, かといって明るくもなく, 使えるシーンとしてはあまり動かないモノをじっと落ち着いて三脚などを使って撮るか, 速いシャッターが切れる明るい場合だけ, しかも, ボケがリング状になるというクセ者. なので, 安かったらあってもいいかな?という程度.
ちまたでも現在は人気はなく, 現行モデルはKenko-Tokinaだけらしい.
中古市場では1万円以下(カビありやジャンクが多い)から数万円のNikon, Canon, Tamron, Sigmaなど... けっこう数はあるようだ. 難あり品を除外すると3万円くらいで良品が入手できそう. だが, このクセ者に3万円を出すか?ということなのだろう.
という中で現行モデルのKenko-Tokina 400mmF8は数も多く安い良品もありそう. ブログ記事など検索すると, いくつかミラーレンズについて書かれたものがあって参考になる.
カメラが昔と今で違うことで, Fが暗いのは今の高感度センサでは何とかなる, というのはあるかも...
それで結局, ○○オクで見つけたものが今ここにあったりする.
「Mirror Lens 400mm F8」と書いてある. ミラーレンズと言ってるのはちまたの通称じゃなくメーカー公式名称だった. レンズじゃなくミラーで結像してるんだけどMirror Lensとは意味不明...とか突っ込みません. 他社だとReflex ○○mmとか言うようだが...
さておき, サイズ感としては350mLのアルミ缶(or PETボトル)くらい↓
Nikkor 180mm F2.8や, SkyWatcher 72ED(420mm, 望遠鏡)を手持ちで使うことを思えば風船くらい軽い(笑) このくらいなら, カバンに忍ばせておくことも可能.
望遠鏡の解像度を確認するのに, 山の上に見える鉄塔の先端にある番号が見えるかどうかというのをよく使っている.
これは標準ズームの上限50mmで撮ったもの. 400mmだと↓
背景に空が多いと周辺減光がやや目立つ. 絞り開放しかないから周辺減光は避けられないわけだが, これも味かも.
鉄塔の先端のところを切り出すと...
「110」番の鉄塔番号が見える:-)
↑上のは三脚に固定して1/300s, ISO200で撮ったもの. 立ち姿勢で手持ちでどうでしょう?と頑張ってみる.
シャッターを速くして1/2000s, ISO1600. 上と比較してぶれているが, まだ110が見えている. 1/2000sなら手持ちでも使えるかも♪♫
子の大学最後のテスト(最後の1年が結局ずっとリモートだったTT)が終わり, 天気が良かった土曜日, 散歩に持ち出してみた.
リングボケがちょっとザワザワしている.
お手頃な鳥さんに出会わなかったが, 冬になったら田んぼにくる白鳥にちょっと期待. (某M市では広角レンズでも撮れたヒトたちがいたんだが...TT)
