風来坊@真幸福知

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Evostar 72ED + 笠井0.8xレデューサのテスト

Evostar 72EDは笠井のフィールドフラットナー2との組み合わせでは周辺までシャープな星像を見せたが, f=420mm, F5.8なのでフィルタを使って淡い散光星雲を撮るにはちょっと暗いのと, 網状星雲や北アメリカ星雲にはもう少し広い視野が欲しい.

専用のレデューサ(0.85倍)は高いが, その半額くらいで笠井のED屈折用0.8倍レデューサというのがあり, これだとf=336mmでF4.7になる. R200SS(F4)よりは暗いがBKP150(F5)より明るい(!)ので, 長い露出をひたすら待つ感じではなくなりそう.

先日山陰の冬空が一晩だけ晴れたときに庭で撮影テストした.

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ペルセウス座二重星団(h-χ Per): Evostar 72ED2 + 笠井 0.8x レデューサ, サイトロンQBPフィルタ, X-E2, ISO3200 3分x10スタック.

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クラゲ星雲(IC443), M35, NGC2158: Evostar 72ED2 + 笠井 0.8xレデューサ, サイトロンQBPフィルタ, X-E2, ISO3200 4分x30スタック.

やはり庭(Bortleスケールで6くらい?)だと淡い散光星雲は少し無理?

レデューサに付属のM48-M42変換リングの直後にマウントアダプタ, カメラを接続すると, フラットナー(接続は同様)で撮ったのと比べると周辺像が甘くなっている. バックフォーカスを調整したら改善するか??

追記: しばらく晴れないのでいろいろテストしてみた

上のテスト以来山陰の冬になってしまって星でテストができなかったので遠くの山の鉄塔とかいろいろテストに使ってみた. レデューサの後端の面からマウントアダプタまでの間に5mm〜20mmの延長筒を入れて, 中央でフォーカスが合った状態での周辺像を比較して最適な延長筒を選ぶということ.

ところが, 風景では結構どれもあまり変わらないように見える. 遠くの山の鉄塔...

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視野中央(右)(ここにフォーカスを合わせている)と左下端(左)の鉄塔の像を細かく見てみると, 左の鉄塔は延長筒なしがいちばんくっきり!? これはそもそも中央と左下端の鉄塔の距離(フォーカス位置)が違うのではないか? 背景に見える山の木の枝を見ると, 10〜15mmあたりが良いかも知れない.

次に, 星を撮りに山陽にいったら曇ってしまって, しかたがないので夜景でテスト画像を撮ってきたもの.

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やはり視野中央(右)と左下(左)の部分を切り出して比べたもの. この時は延長筒5〜15mmだけ. どれもコマ収差が見られ, 延長筒が長い方が目立つ. フォーカスは10mmがいちばん良さそうな.. ということでフォーカス(像面湾曲)とコマの両方を考慮して10mmくらいでいいということにする. あまり大きな差はない.

また, フォーカスを得るためのドローチューブの繰り出し量は延長筒が長いほど小さくなる. 延長筒なしだと最大に伸ばしてもフォーカスが出ないので, レデューサを少し引出した位置で固定する必要がある. 5mm〜15mmではドローチューブの範囲内でフォーカスが出る.

その後, 10mm延長筒で撮影した例が....

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マガタマ星雲(IC405)付近: Evostar 72ED+Kasai x0.8 reducer, Sightron QBP filter, Fujifilm X-E2 ISO6400 5min x 28

上の最初の写真と比べると, 端の方の星像の流れや肥大は改善されている...かな?