3月末に晴れた夜があって, いろいろ撮ったのにずっとそのまま放置していた. そこらへんのにやっと手が付けられた:-)
昨年来取り憑かれている(笑)ゲテモノのスパゲティ星雲(Sh2-240)はとても大きく淡い超新星残骸で, 子曰く「脳みそみたいでめちゃキモ」だそうで, しかもなかなか写ってくれない曲者. 以前Nikkor 135mmにSightron JapanのQBPフィルタをつけて撮ってみたが芳しくなく, 前回は台湾STC社が出している数少ないFujifilm Xマウント用のクリップオンフィルタのDuo Narrow Band (DuoNB, 結構狭い領域でHαとOIIIを通す)を使って180mmで撮ってみたらちょっとマシな感じ. それで, この線でさらにデータを追加して全部スタックしてみた.
星の色も出したいのでフィルタなしのコマも入れたら, ちょっとごちゃごちゃした. ちなみに, Duo NBフィルタのコマのみのスタックで, さらにAPPの星を小さくするツールを使ったらこのように↓星雲はちょっと見やすい.
う〜ん5時間でこのくらい!?という感じ(画像処理を極めたらもっと出るかも...とは思う)だが, ゲテモノはひとまずこのくらいにしとくことにする.
以降は, Vixen SD60SS+笠井フラットナーと, Sky Watcher Evostar 72ED+笠井レデューサ(0.8x)のダブルで時短撮影を試みたもの. 但し片方が失敗して一方だけのもある.
左の細かくて広がったのがM46, 右の明るめの星がパラパラしているのがM47. M46の中には惑星状星雲NGC2438が潜んでいる.
右の方にNGC3593も見える.
ところで, この夜にBlue horsehead星雲もDuoNBフィルタ/X-A1改で撮ったのだが, トータル100分の露出でほとんど映らなかった. 青い反射星雲にこのフィルタはダメらしい.
SD60SS用の補正レンズは周辺まできれいに写りそうなので, 今後はSD60SS+フラットナ(360mm)とEvostar 72ED+0.8xレデューサ(336mm)のダブルによる時短撮影に期待.
owari :-)