先週の日曜の夜は終夜快晴. ということで久々のプチ遠征に.
三瓶東の原Pは1列だけ除雪されていて人は少なかった. 他に広島から星撮りに来た人だけ.
傾く冬の星座: Samyang 12mm F2.0開放, X-E2 ISO3200 19x10s, APPでスタック, 地上は最後の1コマを合成.
↑このショットは
JPEGでとってタイムラプスにしたバージョンもあるけど, ブログには動画が貼れない... と思ってたら,
Flickrに貼ってリンクするという方法があった:-) こちらもどうぞ↓
おおいぬ座のシリウスの南, o1星のところにあるイルカ星雲.
イルカ星雲(Dolphin nebula)(SH2-308): R200SS, GSO 2"コマコレ, X-T20, Sightron QBPフィルタ ISO6400 50x3min / フィルタなし ISO3200 15x3min, APPで各々スタックした後, 星像抑制 & 光害除去処理して合成, Gimpで調整.
HII領域(イオン化したH原子が含まれるガス雲)というものらしい. 緑色の淡い星雲はQBPフィルタを使って2.5時間の露光で何とかでてきた感じ, 普通に星が写ったコマと合成した. この辺り冬の天の川にあって星数が多いのでAPP(Astro Pixel Processor)のstar reductionツールで星像を小さくした.
このところ写りにくいものにハマっているかもしれない.
おうし座〜ぎょしゃ座にまたがる巨大な超新星残骸のスパゲティ星雲.
スパゲッティ星雲(SH2-240): Ai-S Nikkor ED 180mm F2.8=>4, STC DuoNB フィルタ, X-A1mod ISO6400 72x2min / フィルタなし, X-E2 ISO3200 12x2min, APPでスタック, RawTherapee/Gimpで調整.
先日はNikkor 135mmでQBPフィルタでやってみたが思わしくなかった. 今回はFuji-Xマウント用の(カメラボディにつける)クリップ式のナローバンドフィルタ(台湾のSTC社が出していた! DuoNB: astro duo narrow band)を使ってみた. レンズも星像がきれいなED180mmにして(強化したシューファインダーで導入). X-A1改造カメラにDuoNBフィルタをつけて144分, フィルタなしX-E2で24分露光して合成してあるが, まだ星雲の像は淡い. フィルタ付きの露光がもう2時間くらい欲しいかも.
彼ら↑を長時間追って魂が抜けた(笑)あとは, 春の星空にひそむ銀河たちをボチボチと...
M101 回転花火銀河: R200SS, GSO 2"コマコレ, X-T20, Sightron LPR-Nフィルタ ISO3200 36x3min, APPで各々スタック.
クジラ銀河(NGC4631), かなてこ銀河(NGC4656): R200SS, GSO 2"コマコレ, X-T20, Sightron LPR-Nフィルタ, ISO3200 7x3min, APPでスタック, Gimpで調整.
明け方になって金星, 火星, 月が昇る.
Samyang 12mm F2.0=>2.8, X-E2 ISO3200 25s.
月齢26.5: R200SS, GSO 2"コマコレ, X-T20 ISO1600 JPG L/Fine 1/8s, 1/60s, 1/125sで20コマづつ. 各々AS3でスタックしたものをGimpで合成.
金星: R200SS, TeleVue 3x バーロー, IR/UVカットフィルタ, ZWO ASI385MC, ASI Capで4000コマキャプチャ, gain/expo=75/2.8ms, AS!3で5%スタック, GimpでSharpen処理.
【了】
