日本の月面探査機「SLIM」(Moon sniperとも呼ばれてるらしい)が20日に月面に着陸成功した. 太陽電池が機能してないとか言う話でしばらく気をもんでいたが, 着陸直前に放出された丸っこいローバーが着陸したSLIM本体の写真を撮って送ってきた画像が公開された.
着陸した場所は, 「月面グー」で知られるテオフィルスクレーターの近く, 予定の位置から55m離れた所で, 計画された100m以内の「ピンポイント着陸」は成功だったとのこと.
計画位置の直近の小さなクレーター(直径300mくらい)には名前がなかったが, このプロジェクトの過程で2019年に「シオリ(Shioli)」と名前が付けられている.
「SLIMが歴史のターニングポイントに挟まれる「栞(しおり)」となるよう」願いをこめてとのこと. (SLIMの着陸目標地点のクレーターの名称について | 宇宙科学研究所)
以前撮っていた写真に微かな白い点として「シオリ」クレーターが写っていた.
元の写真はこちら↓
さて太陽電池の件, 本来上向きのはずの太陽電池が, 探査機が回転して(斜面でコケた?)西向きになってしまったために光が当たらないということらしい. 今は満月過ぎで, 月末になるとこの地域は日暮れになる. 半月の夜を経て次に西から(地球から月面を見た方角)日が昇るのは2月半ばの上弦の前くらいになる.
その時, 太陽電池は目覚めるのか!?
生きていて欲しい.
☆祈☆
追記: ちがってたみたい. もう再開【祝】
29日に西日が当たり始めたということは「月面での」西側を向いていて, 20〜25日頃の真上に近い太陽の光が当たらなかったということか?
31日にはこんな感じで↓この辺り日が暮れてしまう.
月面の「夕方」のごく短期間だけ太陽電池が使えるということだと, かなり制約がありそうな...
着陸後に姿勢が変えらるように作るのは難しいんかな?