太陽を撮る時, Thousand Oaks Opticalというメーカーのポリマーソーラーフィルターを使う. これを通すと太陽表面はオレンジ色に写る.
太陽全面を撮るときにはFujifilmミラーレスを使う. ホワイトバランス(WB)は, オートにすると色合いがカメラ任せになって, 例えば月面だったら高度や食によっていろいろ変わる色が勝手に白っぽく調整されてしまう. それで, 諸条件による色の違いを撮るためには常に一定の設定に固定した方が良い.
ということで, 月面や太陽面の撮影では"Daylight"に設定していた.
最近, 太陽面に大きな黒点が出ていたので数日続けて撮影して, その中で1日だけWBを変え忘れて通常撮影と同じ"Auto"にしていた. そうしたら, その日の結果が他の時よりも黒点の構造や粒状斑がよく写っていた.
これは3/5の撮影, WB="Daylight".
3/8の撮影はWBを変え忘れて"Auto"のまま. 天候もよくシーイングの違いの影響もあるだろうが, それにしても構造や模様のコントラストが高い.
"Daylight"で撮ったものも色合いをこっちに合わせて調整して並べてみた. 調整はGimpでHue-Saturationとtone curveをいじってやった.
真ん中の3/8のが撮影時にWB="Auto"としたもので, 両側は"Daylight"で撮影した後でGimpで色合いをいじったもの. 解像度は真ん中が良い. 撮影時にWB=Autoにした方が何か良さそう.
ということで, 今後は太陽面はWB=Autoで.
黒点のところ拡大
3/8はASI385MCで大きな黒点を含む黒点群をASI385MCでも撮ってみた.
追加で, Kani R640フィルタ(640nm以下の波長を落とす)を入れた撮影もしてもみた.
とくに何かが見えてくるということでもないらしい.