「信仰のない統一教会2世」という方のnoteの記事が, 中山達樹弁護士のブログ「川塵録」で取り上げられていた.
中山先生のブログ記事はこちら↓
旧統一教会を批判する勢力の学術的基盤であるかのように取り沙汰される「権威本」が, とても学者が真面目に書いたものとは言い難い低レベルな代物(剽窃, 誤記, 事実誤認, 情報源の偏り, 真実と人に対する不誠実さ)だというのは, 日本における「宗教学」とか「宗教社会学」という分野の先生方のレベルの低さを露呈しているのではないかと思ってしまう.
自然科学を研究していたり, モノを作ったりしていると, 人は騙せても自然は決して騙すことができないという厳然たる事実に気づくのだろうと思う.
人文科学においても, 本当は「方法論」について慎重に検討した上で, 妥当と認められるそれを厳密に適用することによってのみ, 調査や論考が科学的で真理を追うものたり得るのではないか?
そうでなくただ「権威」をカサに着て言いたい放題の「先生方」, 嘘で社会を誤導する結果に責任をとるつもりはあるのでしょうか? それで学者を名乗る恥を知っていただきたい.
【了】
追記: 家庭連合からも公式に櫻井氏の著書に対する反論文が出ている.
櫻井義秀氏の著書に関する反論文を掲載|ニュース|世界平和統一家庭連合
追記2: UPF魚谷氏による櫻井氏著書への批判, 吊りしのぶさんのブログより
上の公式反論のベースはUPF魚谷氏のブログに連載されている北海道大学出版会版の櫻井著「統一教会」への書評と思われるが, 魚谷氏のブログは膨大で多くの記事に分散している. 「吊りしのぶ」さんのブログで簡潔に紹介されている.