5/23に月が金星の近くを通過して, それから5/20には山形の板垣氏(超新星をめちゃたくさん発見している人)がおおぐま座の銀河M101の中に超新星を発見したというニュースがあったので, 月&金星とM101の超新星を撮りに行った.
青空の中に月と金星を見つけて, 三日月の地球照が見えてくるのを待ち....
こんな感じに↓
1/2秒の長めの露出であえて月面は飛ばして地球照をクッキリと出し, 金星をピカーッとさせてみました.
R200SS改(20cmニュートン式)でも金星を....
まだ青空高い位置にあるときに撮ったのでわりと好シーイング. 月が近くに来ているときは, 青空の中でも金星が見つけやすいので, 昼間でも金星が撮れそう.
暗くなって北斗七星がハッキリ見えるようになり, M101を撮り始める.
宵の口はほぼ快晴だったが, 撮りはじめて30分くらいのうちに風がだんだん強くなり, 雲が流れ込んできたのであえなく撮影中断.
2分露出を20コマくらい撮ったが4コマだけ使えてあとは風で揺れてボツになったTT それでも, その貴重な4コマをスタックしてなんとか銀河と超新星が出てきた↓
風でやられたコマの一例はこんな感じ↓
星像が1'近く踊っているTT (このコマでは人工衛星にもやられてる)
R200SSが明るい(F4)といっても, 風でボツ続出で歩留まりが20%しか出ないのなら, 暗くても風で揺れないC5(レデューサ使用でF6.8)の方が良くないか?と思ってしまう.
風の当たる面積はR200SSで23x90cm, C5で16x45cmくらい. 各々2000cm2, 700cm2くらいだから約3倍の違い. F6.8とF4の明るさを比べると, (6.8/4)^2=約3倍. もしかしたら風でボツの割合と時間辺りの露光量の違いは相殺するくらい? いや, モーメントには長さも効くからボツ割合はもっと違うか?...
M101は超新星がいるうちに十分な露光時間で撮りたいところ.
【了】