4/12が水星の東方最大離角だった. 1日すぎた本日(4/13)も夕方は快晴の予報. 昨日寒冷前線が通過してからまた黄砂がひどくはなっているが, 水星が見える機会は希少なので2度めのトライ.
今回はMAK127でちゃんと撮ることに特化して, 高度ができるだけ高いうちに(つまり明るいうちに)水星を捉えることを目標に...
SA GTiのアラインメント機能でなんとかするわけでが, 北極星が見えない時にやるので2スターアラインメントというので最低限の要を満たすことになる. こいつが曲者で, 例えば一番明るい金星とシリウスとかでやろうとしたら, 1番目の星に金星を選んだ時点でシリウスが候補から抜けてしまう.
金星は日没前からファインダで見えているのだが, 次に選ぶ星が火星とかでもまだ見えない...
結局, それなりに明るそうな星としてカペラとプロキオンの組み合わせがいちばん早く2個ともファインダで見えるようになり, それで19:00前にアラインメントができて水星を導入できた.
先日より20分ほど早く見ることができ, 風もそよ風程度ですぐに撮影できたので像のクオリティはかなり良く, 3xバーローレンズも使えた. 結果はこの通り↓
水星の撮影を首尾よく終えて, 眼視で見ていた. 暗くなってきたら3cmファインダと5cm双眼鏡でも水星がよく見えたが, 裸眼では最後まで結局見えなかった. 黄砂で低空はかなり霞んでいるようだった.
ところで, SA GTiのアラインメント機能はもしかしたら昼間でも太陽や月でできるんじゃないか? そうしたら昼間の金星や水星も見られるんじゃないかと期待していたが, 見た所太陽がアラインメントの対象星の候補には(太陽観測を可に設定しても)出てこない.
昼間は北極星が見えないので極軸が正確に向けられない状態では, 少なくとも2スターアラインメントができないとファインダで見えないものは導入できない. 太陽と月か太陽と金星という組み合わせでアラインメントする必要があるということになる.
何とかならないのかな??
【了】