Skymemo-Sは写真撮影用のポータブル赤道儀だが, 赤道儀っぽい形をしていて小さい望遠鏡を載せるのにも便利. それで気まぐれ観望会などに使っていたのだが...
◁ ▷ボタンは赤経の12倍速の正逆で, 導入やトラッキングのずれの修正に使う. 写真のときはあまり使わないが観望するにはよく使う. その三角ボタンの一方の接触が悪いのか, 押しても反応しないことがあって, だんだんストレスに感じてきたので何とかしようと企んでいて, ついに改造を.
元々"snap"という端子(タイムラプスに使うらしい)になっていた穴を広げて3極トグルスイッチをつけて, これで三角ボタンと同じ機能をするようにしてみた↓ これは完成したところ.
下のフタを開けて中身が見えるところ↓
三角ボタンの回路をいじるには, 上に付いてるモーターとギアを外さなければならないが, これが結構めんどうで, ウォームホイールとかを全部外してからやっと固定してるネジにアクセスできる.
モーターとギアのところはこんな感じ↓
右に置いてあるのは, もともとついてた"snap"の端子とリードで, 取り外した.
左上のが三角スイッチのついている基板でこれを改造した(リードがついてるのは新たに付けたトグルスイッチに行くやつ)のだが, そこの写真は撮り忘れましたTT
三角ボタンは, 各々に導電性ゴムのチップが付いていて, 基板上の端子を押さえて導通させるようになっていて, 共通の端子(たぶんGND)に正逆それぞれの端子を導通させるとそっちの方向に動くようになっていた. なので3極のトグルスイッチ(バネで常に真ん中にもどるやつ. モーメンタリ型というらしい)でOK.
分解した時の他の写真も載せておく.
フタの裏側の基板↓
ウォームのあたり↓
中身をだいたい外したところ↓
分解して組み立ててみると, とくにウォーム軸のまわりはネジの締め具合とかでかなりデリケートで, 締めすぎるとモーターが回らなくなったりする. ネジの加減でうまく動くようにする感じ.
とりあえず, トグルスイッチで12倍速はとても使いやすくなったが, ◁ ▷ボタンの方もいじってるうちに接触が回復したのか, 問題なく動作するようになってた. PEとかがどうなってるかは使ってみないと分からない.
【了】