もと海上自衛官の方がYoutubeでウクライナの地政学とロシアによる軍事介入について解説している. 分かりやすいと思ったので貼っておく.
ウクライナは気候と土地に恵まれたヨーロッパ有数の農業地帯, さらに地下資源も豊富, 交通の要衝でもあり, 古くから近隣の複数の国によって取り合いにあってきた. 旧ソ連時代にはスターリンの農業政策(食料搾取)によって大飢饉に陥り多数の餓死者が出る惨事(「ホロドモール」, ウクライナ人口の20%が餓死)にもあっている.
ロシアから見たら海軍を維持するための超重要な港(クリミア半島), ヨーロッパから責められる時にのどもとにあたるキエフがあって敵対勢力に渡したくない.
今回の件については国際秩序の原則によるとロシアに正当な理由はない.
- 武力による現状変更の禁止
- 主権平等
この2つの国際秩序の原則をあからさまに破っている.
知人がウクライナとの交流を長年にわたってしていることもあり, 遠いけどつながりを感じていた国.
今の状況は非常に困難で, 西側が軍事的に介入して助けてくれる見込みはほとんどなく, 国際社会は応援してるけどウクライナ国民が戦うしか無いという苦しい状況.
ウクライナの国土と主権が守られ, 彼らの平和が戻ることを心から祈る.
=祈=