風来坊@真幸福知

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超宗教フォーラム in 広島〜新春特別鼎談

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二人で話すのが対談, 三人になると鼎談(ていだん)というのだそうだ.

広島ではUPFの超宗教フォーラム(東京で開かれている)のローカル版が, 天台宗の東和空和尚さんを中心に毎月開催されている. 私も時々参加させていただいている.

第23回となる今回(1/20)は, 東京からUPF宗教連合会長の石丸氏(カトリック出身でキリスト教の専門家), 福岡から日本語ペラペラなパキスタン人ジャーナリストのムガール氏(イスラム, かなり有名な人みたい)が招かれ, 東師とともに鼎談が行われた. テーマは「平和と開発の為に」.

このお三方によるそれぞれの伝統による祈祷で開会され, まず石丸氏から昨年12月に東京で開かれたILC(International Leadership Conference) Tokyoなど, 最近のUPFの超宗教活動についての報告. ILC TokyoではIAPD (Interreligious Association for Peace and Development) Japanが発足したとのこと. 私は2018年2月にソウルで開かれたILCに参加させていただいたが, そこで創設された世界版IAPDの日本組織となる.

ムガール氏は哲学者だった祖父や母からの教えなど興味深いお話をたくさん.

祖父との対話:「なんで争いが絶えないの?」「宗教では平和にならない(イスラム世界の現実)」「宗教は川, 海に行ったらひとつになる」

母の言葉: 「耳でちゃんと聴きなさい. そのまま実行しないで頭で考えよ, 頭はきれいなものだけにろ過するフィルタ. 心は善悪を分別し, 間違いを悟る. 心で行動しなさい.」

熊本の幣立(へいたて)神宮の, オリンピックのルーツ?とも思われる五色人祭(五大陸の人を集めて和合する儀式)に参加した話なども...

東和尚さんは「開発」はカイホツと読み, 心を開くことを意味する...気づきとは全てを削ぎ落としたときに現れる本性であり, そこに慈悲・慈愛がある, など.

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いろいろ刺激的なお話を聴きながら自身が無になったところで突然コメントを求められたりする. そんなことで「真っ白, ノーアイディアです」と気分よく言ってから何かいろいろ出てきて, 私も多少なりとも面白い話をしたらしいが, 自分はあまり覚えていない. パネリストの方々のお話で感じていた深い次元での宗教の調和というテーマに共鳴する感覚を味わった. 伝統と形式に囚われると真意を失う. 実に宗教と平和は川と海. そんなような言葉が湧きだした. 諸宗教の人々と海で会ってみようという皆様, 参加をお待ちしています.

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宗教戦争についての質問も出ていた. 宗教は争いの正当化のために担ぎあげられるわけで, 根本的な原因は人間の集団の間に生じる「憎しみ」の「正当化」が争いを増殖させるのだと考えている. 「憎しみ」に対して宗教は, それにとらわれるなと教える. 不瞋恚(ふしんに)戒=怒るな. 自身が「許されている」ことを知るときにそれは可能となる. スターウォーズのテーマ, 「怒りの力に頼れば暗黒面に落ちる」は深い真理の一面である.

などと考えているうちに, 平和の聖地である広島の一角に生じた宗教和合のホットな時間は過ぎていった.

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<会場前の歩道にあった冬桜, 10月から咲いているとのこと>