風来坊@真幸福知

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東日本大震災10年めの祈り

先日, 3/11の翌日にUPF Japanの超宗教フォーラムがありました.

10年前の大地震の後, 津波の到来とともに東京電力福島第一発電所の事故が始まりました. 当時私はああいう事故の専門家として, 緊急時の支援のため招集される人のリストにも入っていて, 携帯も通じない中の自己判断でひたちなか市原子力緊急時支援・研修センターに駆けつけたりもしましたが, 結局のところ, 事故進展の消息を伝え聞きながらも, 地震で仕事場が閉鎖された1週間はできることといえば祈ることしかありませんでした.

当時の経験談は以前, ソウルで開かれたUPF ILC(International Leadership Conference)での短いスピーチでもお話したことがありますが, 10年めの節目にもういちど振り返って, 当時いっしょに祈りに参加してくださった日本の宗教者の皆さんにお話させていただきました.

今回のフォーラムの基調講演をされた梶栗氏の言葉, コロナ禍のsocial distanceを越えて人と人を結ぶのは「祈り」と「愛」である, 「祈りの復権」. バラバラになって引きこもらざるを得なくなった人々を結ぶのはインターネットとZoomだけじゃなかったんですね!

また, UPF/IAPD(Interreligious Association for Peach and Development)の日本の会長を務められる帝塚山学院大学の川上名誉教授は「祈りはそれ自体が行動である」とも.

さらに, 当時故郷の気仙沼で辛うじて津波の難を免れられた金田さん(大学時代にお世話になった先輩)が語られた当時の思いと, UPFからの支援物資と祈りへの感謝の言葉は心に迫るものがありました.

「祈りの力」を再認識させられたひとときとなりました.

思えば, 津波によって多くの人々が生命を奪われ, それに原子力事故も加わってさらに多くの人が家を離れ, 長期の避難生活を余儀なくされた中で, 「絆」が人々の心を支えた当時と対照的に, 10年たった今, 今度は逆に新型コロナ感染対策のためのソーシャルディスタンス, 会合などの自粛で人々が孤立し, 「絆」がとぎれる, 感染症とは別の側面の「災害」が起こっています.

何が大切なのか, どうすれば良いのか, 周りを気にするだけじゃなく, 祈りによって行動すべき時なのかも.