先日, このように↓時をかけてデジタル化した過去帳だが...
江戸時代のデータの一部で年がずれるトラブルを見つけてしまつた.
紙の過去帳からデータ化したものを寺院業務ソフト「沙羅」に入力するためにPerlスクリプトを書いて元号年を一旦西暦年に変換し, それをCSVデータとして沙羅でインポートしたのだが, 元のデータの元号年と, 沙羅の内部で西暦から再度変換された元号年が食い違っている.
調べてみると, Perlスクリプトを作った時に参照したWikipediaの元号-西暦対照表と, 「夏貸文庫」など他のサイトの江戸時代の元号の表では一部で食い違いがあるのを見つけた.
Perlで元号年から西暦になおす時, 各元号の元年が西暦何年にあたるか, つまり年のオフセット値のデータを参照して計算している. Wikipediaではたぶん改元の月日の西暦年月日が記されていて, 他のところではこれが和暦(陰暦)の月日に基づいていて, 改元の日が年末・年始シーズンだと陽暦と陰暦の年の変わり目のずれによって1年ずれが起こることがある. ということらしい. (沙羅では後者の方法)
このズレがあったのが正保, 天保, 弘化, 安政の4つの元号. これを直して解決した.
ちょっと面倒だったのが, 「沙羅」ではデータを一覧表で表示させた状態で修正することができず, データ毎のカード形式を表示させて修正, 保存という面倒な操作をしなければならない. データを誤って変更してしまわないようにという配慮なのかもしれないが...