ポラリエは50mmくらいまでのレンズを使う限り絶好調だが, 180mmを載せるといろいろと悩みが発生する. たぶんどこかで剛性が不足していて振動が出るので星像が流れたり甘くなったりする.
GPDの主砲と同架してしまえば良いのだが, それでも180mmまでポラリエにまかせて放っておきたいので頑張ってしまったりする.
極軸調整用の微動雲台は, 純正のは高いし(最近型落ちになって安くなった?)専用なので, Slikのやつ(傾斜台も付属している)を使っていたが, 以前そこらへんを疑ってこんなことをやってみた.
Slikの傾斜台を除去して剛性良好な台を下に入れたわけで, これは効果があったと思う.
その後で, 調子に乗ってこんなことをしたら...
ポラリエに片持ちフォークでカメラを載せると構図は合わせやすくなったが, 振動は大きくなってしまった(泣)
それで, ついにSlikの微動架台を捨てる(他で使います:-)ことに...
ターンブラケットにポラリエを直付けすれば三脚からポラリエ本体までの剛性はすばらしくなる. 微動は垂直だけ. 水平は三脚の脚をずらして何とか間に合わせる予定.
ちなみに, この微動ネジの仕掛けは道具箱の隅から出てきたこんなものを使用.
片持ちフォーク架台は剛性が落ちるので却下して, たぶんこういう感じで使うのがいちばん良さそうという結論.
これで極周辺以外は大丈夫.
極周辺はLブラケットをこのように使えばよさそう.
ポラリエの雲台座にパノラマヘッドを赤経軸として入れているが, これがあるとアルカスイスクランプで着脱が楽だし, 少しずらして重心を移動できるので有利. また, 赤経をスムーズに微調整できて構図合わせに便利. 赤経軸を動かせることで構図の縦横を経緯に合わせる目安が得られる.
さて, 剛性を改善するとすればここらへんまででしょう, ということで「完」.
極軸望遠鏡のこと
当初, ポラリエの北極星を覗く"穴"にちょうどはまるぺんてるのボールペンのパイプを使っていたが, 望遠レンズで撮るためにはもう少しちゃんと合わせた方が良いに決まっていて, GP赤道儀用の極望(↓ジャンクから取った)がちょうどポラリエの極軸の穴にちょうどはまるのを発見してからそれを使っている. (ポラリエ用の極望は高いし)極望のネジのところにアルミテープを巻いてあるのは, こうするとポラリエの穴にぴったりはまって落ちないから.
穴の周囲の面はたぶん軸とかなり正確に垂直なので, そこを押し当てると軸を出せるんじゃないかと思われる. (極望内部の芯出しは, 極望を挿した状態で回転させて中心がズレないように調整しておく)
<おわり>
追記...
これいいかも(笑)