風来坊@真幸福知

風来坊@真幸福知

始まりは坐禅会のご案内, 思いつくことを何でも書いていたら星空系に... Started with Zazen session info. now almost astrophotos. 시작이 참선회 안내, 이제 별하늘 사진들.

ポラリエ強化: ターンブラケット & GP用極軸望遠鏡 & L型ブラケット

問題点

ポラリエで望遠レンズをガイドするときの歩留まりが悪い. 風で揺れるらしい.

f:id:cheonghongsa:20200604194830j:plain

このようにスリック製の微動雲台SMH-250は角度調整の部品も付属していてまさにポータブル赤道儀用の感じなのだが, この斜めの板の幅が狭く, 架台全体の中でこの部分の剛性がネックとなりグラグラする感じがあった.

この斜めの板を抜いて微動雲台に直接ポラリエをつけると剛性が改善しそう. そのためには別にもっと剛性の高い角度調整架台がいる. それで, もっと剛性の高い角度調整できる架台が無いかと探すが, 良さそうなものはなかなか高価.

剛性があって安い!角度調節架台

ある日モノタロウで買い物をしていると, SUSという会社の「ターンブラケット」というものを見つけた. アルミフレームを組むときに任意の角度で接合するための部材らしいが, 1軸で角度調整できて剛性がありそうに見えた. 「45B」という規格のものを2個購入(約1000円)し, ちょっとだけ加工して三脚(雲台なし)とSMH-250の間をつなぐ角度調整架台を作ってみた.

f:id:cheonghongsa:20200604200904j:plain

ちなみに, この「ターンブラケット」というもの, 「1個」は2つ組み合わさっている片方だけなので, このように使うためには2個買う必要がある. (モノタロウの商品表示にその説明が無かったので2回買う手間がかかってしまったTT)

型番に「~A」と「~B」があるが, Aは天板の中央にネジ孔, Bは天板の端に2このネジ穴がある. 天板中央にカメラ用のUNC1/4インチネジ孔を開けたいのでBが良い.

加工は, 上下に各々Φ6.5mmバカ穴, UNC1/4"ネジ穴を開けただけ.

結果は... 2個1組で約1000円+ちょい加工で素晴らしい剛性の架台になった:-)

f:id:cheonghongsa:20200604201703j:plain

極軸望遠鏡がささっていたりする(笑)が, これは以下の通り.

GP赤道儀用極軸望遠鏡を流用

f:id:cheonghongsa:20200604201734j:plain

GP赤道儀のジャンクから外して保管していた極軸望遠鏡. これをポラリエの穴に入れてみると, ネジは違うが, 極望のネジ外径とポラリエの穴(ネジなし)の内径がほぼぴったりである. 穴の周囲の面はたぶん軸とかなり正確に垂直なので, そこを押し当てると軸を出せるんじゃないかと思われる. (極望内部の芯出しは, 極望を挿した状態で回転させて中心がズレないように調整しておく)

極望のネジのところに, テント補修用の薄いナイロンテープを1周半くらい巻くとしっかり固定する. 極軸合わせのときに一時的にこうして取り付ければ良さそう.

まっとうなL型ブラケット

ポラリエに自由雲台+カメラを載せて済む時はよいのだが, 縦構図にする場合など無理な姿勢(機材も, 自分も)を強いられてバランスが悪くなり, それでガイド精度が落ちたりする. また, そもそもカメラを思う方向に向けられない死角もあったりする.

そういうときに, ホームセンターで買ってきた鉄製のL字金具(3.5mm厚)をしばらく使っていたのだが, 135mm以上の望遠レンズの重さには心もとない感じ.

最近2000円前後でアルミ製の「L型ブラケット」なるものがあるのを知ったので, こういうのを買ってみた.

f:id:cheonghongsa:20200604201804j:plain

「Neewer ユニバーサルL型ブラケット」 (約1700円). ただし, カメラ取付けネジは手で締められるものだが小さくてあまり力が入らないので, つまみの大きなものに交換した. (SMH-250の斜めの板↑についていたやつがいい感じ:-)

これを使うと, 片持ちのフォーク式赤道儀のようにカメラをすっきりと載せることができる(縦構図の場合). もちろん自由雲台と組み合わせて使うのも良い.

f:id:cheonghongsa:20200604201900j:plain

ひとつ残る問題は, SMH-250の真ん中にポラリエを固定するようになったことで, ポラリエに長めのプレートやバーを直接取り付けると, それが縦になるときSMH-250と干渉してしまうこと. これは, そういう取付け方をしないか, 当たらない角度で使うようにして回避するか...

さて, これで果たしてポラリエの歩留まりが良くなるか!?