日本の研究者がブラックホールの概念を変えるような研究成果を発表したらしい.
学生時代にまじめに勉強せず相対性理論も量子力学もちゃんと習得していないのでおぼろげにしか分からないが, 何かすごそうな話である.
いわゆる「事象の地平」の向こうにあってこの世の果ての向こう側にあると思われていたブラックホールが, 実は「事象の地平」の寸前に固い表面を持っている天体だという話. ブラックホールもあの世のものではなく, この世のものということなのだろうか?
ホーキング博士のブラックホールが蒸発する(あるいは爆発する)話は量子力学の理論的な問題(情報の喪失)をもたらし, それが半世紀の間未解決課題となっていたのが, この度の研究で解決されるという. ブラックホールの生成過程から量子力学を考慮するという手法らしい.
宇宙とか時空とか大きな話に出てくる一般相対性理論と, 電子とか原子核とか素粒子とか小さい話に出てくる量子力学を統合することにも関係する仕事みたい.
この理論が観測によって証明されるかどうかは, 従来の理論による予測との僅かな差を検出することが必要だそうで, さて, どうなるか...