ケンタウルス座というと南の星座(?)という感じであまりなじみがなかったが, この辺でも上半身は見えるらしい, しかもこの季節, というのに気づいた.(いまさら, 笑)
ケンタウルス座には太陽から一番近い恒星であるケンタウルス座αがあったり, 全天でいちばん大きい(見かけの大きさ)球状星団であるケンタウルス座ω星団があったり, 強力な電波を発する衝突銀河であるケンタウルス座A (NGC5128) があったりする.
このうち後の2つは, ここでも南中のときの高度が10°前後で見えそう.(ちなみにカノープスは約2°)
ということで透明度が良かった先日アタック.
南の稜線から上半身だけ見えているケンタウルス座とその周辺(Fujifilm XF18mm F2=>4, X-E2 ISO3200, 3min x 5枚スタック)
ケンタウルス座(Centaurus)は乙女座とてんびん座(Libra)の下(南), さそり座(Scorpius)の右(西)にある. その更に下, 地平線に隠れている所には南十字とその周辺の天の川がある(いつか見たい). ω星団(ω Cen)は5cm単眼鏡でも見えた. ケンタウルス座Aはその4.5°上(北)にある.
ケンタウルス座ω星団 (BKP150+GSO コマコレクター, X-E2 ISO3200, 3min x 5枚スタック, トリミング)
でかい.
ケンタウルス座A (NGC5128) (BKP150+GSO コマコレクター, X-E2 ISO3200, 3min x 7枚スタック, トリミング)
大きな楕円銀河が小さな渦巻き銀河を飲み込んでできたものらしく, 強力な電波を出す. 中心には巨大ブラックホールがある. 通称"ハンバーガー銀河"とも.
月の出までもう少し時間があったので, 先日72ED(f=420mm)で小さく写ったりょうけん座のM63(Sunflower galaxy)をBKP150で.
M63 (Sunflower galaxy, ヒマワリ銀河) (BKP150+GSO コマコレクター, X-E2 ISO3200, 3min x 5枚スタック, トリミング)
EVFではあまり良く写っているように見えなかったが, 画像処理してみると渦巻きの細かい濃淡がそれなりに見える.