晴れてるところに出張したときに夜な夜な撮っておいたのだが, 仕事が飽和状態でしばらくやる気も出ず放置してあった. やっとひと息ついたところで, 処理する気力がでてきたので...
バラ星雲(NGC2237)
72EDでまだちゃんと撮ったことがなかったし, ポータブル機材で攻めやすい大きさだし, ということで2晩に渡って攻めてみたもの.
バラの形の赤い星雲(NGC2237)の中で生まれた若い星たち(数百万年くらいらしい)が中心部のハシゴ型が目立つ散開星団(NGC2244). バラの形の真ん中が丸く黒く抜けた空洞は, これらの星たちからの光と粒子の放射によってガスが押しのけられてできたものらしい. バラ星雲は18世紀の音楽家/天文学者ウィリアム・ハーシェルに発見されたとか, その子のジョン・ハーシェルに発見されたとかいう話.
カノープス
2月の夜9時頃には, 南の空が地平線までよく晴れていればりゅうこつ座のカノープスが見られる. 明るさは-0.7等でシリウス(-1.5等)に次いで, 恒星の中では2番めに明るい.
日本や東アジアの国々では地平線からちょっとしか顔を出さないので, なかなか見られない. 見られたらラッキーだし色合い(オレンジ色)もめでたいということで(?)中国では南極老人星とか寿星と呼ばれる. 「南極老人」は日本の七福神の寿老人や福禄寿の元らしい.
バラ星雲を撮ってる時にちょうど昇ってきたので, しばらく10s露出の連写で放置しといたら, こんな感じに軌跡が撮れました↓
寒いときには華やかなものやらおめでたいものやらが良いですな.
ZZzz..