12月8日(臘八, ろうはつ)はお釈迦様が坐禅して悟りを開かれた記念日, 「成道会」ということになっている. 中国古来の収穫祭のようなものと仏教が融合してできたらしく, 中国経由の仏教で伝統行事となっている.
6年の苦行の末にこれではいかんと思われて山を降りてスジャータさんから乳粥の供養を受けて体を癒やされ, 分かるまで死んでも動かんと決心して菩提樹の下に坐って7日間, そして8日目の朝に東の空に昇ってきた明けの明星(金星)を見て悟りを開かれたというお話.
修行道場では臘八摂心(ろうはつせっしん)として一週間坐禅三昧の期間となる.
今年はちょうど第二日曜日の朝の坐禅会が12月8日. 短い時間ですが参禅の皆さんとしみじみ臘八の坐禅を味わわせていただきました.
今年の東の空には, 金星のかわりに火星が.(←雲間の明るい赤い星は火星じゃなくアークトゥルスでした)
(ほんとは赤いのだが露出オーバーで白トビ...TT)
忙中閑のひとときでした.
<合掌>
追記: 火星と思ったのはアークトゥルス(0.2等), ほんとの火星はまだ1.7等の暗さでこちら...
おとめ座のスピカ(Spica), 火星(Mars), それから水星(Mercury)が見えます. (電線にかかってますがTT)