築40年ちょっとになる鐘楼の石垣が, 一部沈下しているという問題.
この鐘楼は境内の南東に盛土造成した所に建てられていて, その端の方にあたる東側が下がってきているらしい.
重量物である梵鐘を支える柱はパイルを打った基礎に支持されていて, 幸い建物そのものには傾きや変形はなさそう. 周囲の石垣はその基礎に載っていないのだろう, 北東の角で約10cmの沈下, 南東の角で7cmくらい.
建物自体の基礎と周囲の石垣の間が割れて隙間が空いている. ここに一昨年は猫が子を産んで子猫が発見されたとか..(笑)
この石垣のように現場で現物合わせで石を切って積み上げたようなものは, 今は作れる職人さんがほとんどなく, もとのような施工は不可能とのこと.
何か手を入れるとすると...
- 隙間にコンクリートを入れて塞ぐだけ: すぐできる(10年くらい前に一度やってる, 簡単だがあまり意味なさそう)
- 石垣を全周外して, 基礎から新しくつくる. 外した石の再利用は無理だが石垣みたいな外装は可能.
選択肢としてはこのくらいかも.
取り敢えず, 40年で10cm沈んだわけで急にどうこうせねばならない問題ではなさそう. さて, どうしましょうかという問題です.
<合掌>