昔からカメラレンズのバックキャップを加工してアイピースを付けたりしていたが, 最近, SVBONYでこういうのが出ているのを見つけた. (いつからあったの??)
某熱帯雨林系通販で「ニコンFマウント 1.25インチ アイピース アダプタ」などのキーワードで検索すると, その他のブランド名でも同じものが出てくる. 実売価格は2500円くらい〜. 納期が早い(国内に在庫がある)のは少し高めで3500円くらいかも.
クローズアップレンズで作った双眼鏡の左側はプラスチック製のバックキャップを使っていて強度に問題があったので, こっちを使ってみた. とりあえず三脚座をつける加工をして...
アイピース側は, リングをひとつ外した所も1.25インチスリーブになっていて, その外径はT2雄ネジになっている. そこにASIカメラを取り付けるとNikonのカメラレンズで合焦できた.
ASIカメラの接続部分はこんな感じです.
ASIカメラの向き(角度)はネジ込み量で決め, その位置でリングで固定すれば良い.
双眼鏡の左側をこんな感じにしておいて, 右側をファインダとして使えば電視観望用カメラになる♫
ASIカメラを一眼カメラ用のレンズに付けるアダプタはZWOからも出ていて, そっちはフィルタも付けられるし内径が大きいので大きなセンサでもケラれないだろうけど, 価格は9000円とかする. こっちはその約1/3でかなり安い.
レンズマウントの板スプリングがちょっと弛い気もする. レンズが少しだけグラつくのでスプリングを曲げてちょっとだけ強くした. まあ使えるでしょう.
【了】
追記: もうちょっと...
板スプリングを曲げてみたが, レンズを付けた時のたわみがやっぱり気になるので, K&F製のマウントアダプタと比べてみた. こっちはK&F製と比べてバヨネットマウントの出っ張りの板が薄く, スプリングの力で押し付けるだけでレンズを支える構造なのが問題かも. 結局レンズの重さは考慮していなくて, 軽量のアイピースを支えるだけの設計なのかもしれない.
それで, レンズ装着時にスプリングの背後に残るすき間を減らしてみようと思いたち, 0.2mm厚アルミ板を3層, 接着剤で貼り付けてみた.
こうしたら, レンズを付けてもたわまず固定されるようになった.