愛用していたCanon Powershot G7xだが, 最近とくに薄暗い時にLCDが見えず使いづらさを感じることが多くなった. この1〜2年で眼のオートフォーカスの近いところがホントに弱くなった気がするTT(ただの老眼ですが)
最近, 子が写真に関心を示してけっこういいのを撮るようになったこともあり, このコンデジ君を子に譲って私は老眼でもOKなEVF(電子ビューファインダ)付きのものを...と考えるに至る. EVF(または光学ファインダ)は, 画面を無限遠像として見られるので老眼にやさしいのである. (老眼=無限遠はOK, 近くのフォーカスNG)
ずっと昔, まだコンデジに光学ファインダが普通に付いていた頃にはLCDの追従の遅さが問題で光学ファインダを求めたのだが, LCDが見えなくなって再び光学ファインダの類を求めるようになるとは予想していなかった.
コンデジでファインダ付きのものを探すと, 光学ファインダは過去の物らしく, EVFのついたものもごく限られている. G7xのようにコンパクトなボディに1インチセンサにF1.8の明るいレンズで...となると, Canonから2019年に出たG5x Mark IIが唯一かも...
G7xにポップアップ式のEVFがくっついた感じ.
パナソニックのこういうのもあった.
レンズはF2.8で少し暗いが光学ズームが10倍, これはこれで魅力的.
だが, この人たちはまだかなり高価である.
一方, 天体写真用に使っているFujifilm X-E2はEVF(電子ビューファインダ)があり, LCDと同じ画面が無限遠像として見られるのでほとんどそちらを使って解決している. 問題は, こちらの方はNikonの昔のレンズと組み合わせて星撮り専用になっていてオールマニュアル操作なので, 今までコンデジでやっていたような一般写真の撮り方には, どんなに秒速手動フォーカスができても対応できない. さらに, カメラのボディだけでコンデジよりデカいしそれにマウントアダプタ付きのNikonオールドレンズをつけるととても首からぶら下げて歩き回るような重量ではない. (1度やってみたが)
という苦悶の果てに...
FujifilmのXマウントの今時のレンズは高価で予算外と思っていたのだが, 中古には安いのもあるというのに気づいた. 標準ズームレンズ(中古市場で1万円くらい!!)には
(1) XF 18-55mm F2.8-4 (ハイスペックモデル)
(2) XC 16-50mm F3.5-5.6 (XCはキットレンズ用の廉価版, C=コンパクト?チープ?)
(3) XC 15-45mm F3.5-5.6 ((2)とほぼ同じ焦点距離域でもっとコンパクト, フィルタ径がΦ52mmなので手持ちのフィルタが使えるのが利点だが..)
などいくつかあるのだが, いろいろレビューを見て検討した結果(2)を調達.
(1)は像がシャープだが近接のフォーカス限界が遠いとかデカすぎとかXCと比べて2倍の価格とか...(少しでも光と良像を求める天体用なら欲しいがここは一般用優先ということで, ひと絞りとコンパクトさの妥協), (3)は(2)よりコンパクトだが望遠側の像が劣るとかいう話があり, トータルバランスで(2). それに最寄りのカメラのキタムラにヤフオク並みの値段のを見つけてしまったということで.
コンデジより2倍重いがNikonのオールドレンズを付けて手動撮影するのと比べるとずっと軽くお手軽撮影ができる.
さて, どうなることか...