最近はあまり晴れていないが, 少し前に撮ったものを...
オリオン座など散光星雲や散開星団の豊富な冬の天の川付近の星空はだんだんと西に去って行き... 春は星数があまり多くない空になる. そういう領域には遠くの銀河の集団がよく見えたりする. 銀河系の平面から少し離れた所にも広がって丸く分布しているという球状星団もいくつか見える.
撮影データ: X-E2, ISO3200, Nikkor 200mm F4=>F5.6, 2分露出を10枚くらいスタック. ガイドはポラリエ.
北斗七星のまわりの銀河たち.
<M51(右下, 渦巻き銀河の横に伴銀河があるのが小さく写っている), 左の明るい星は北斗七星の柄の端っこの星>
<M101(右下の渦巻き銀河), 左上の二重星は北斗七星のミザール>
<M81(渦巻き) & 82(細長い) (ハの字に並んでいる2つの銀河), 他に小さい銀河が2つ写っている; これらも北斗七星の近く>
獅子座〜乙女座辺りにも銀河の集団がある.
<M65(下右), 66(下左), NGC3628(上): 獅子座のtripletと呼ばれる3つの銀河; 上の明るい星は獅子座の後ろ足の付け根の星>
さらに東の方にはヘラクレス座が昇ってくる.
200mm望遠レンズだとこういう天体は小さく可愛らしく一応形がわかる程度に写る. 球状星団のつぶつぶが見えるのは意外とよく写るものだと思ったりする.
15cm反射望遠鏡で眼で見ると, このくらいの解像度で拡大した感じかも.