新型コロナウィルスもオミクロン(o)株まで変異してきて, 弱毒化が進んでいるらしい. そろそろ, 出口への見通しを立てましょうという話.
「感染者(陽性者)が◯◯人」という報道もあまり目立たなくなり, TVの前でも人数を聞くだけで一喜一憂する光景は減ってきていると思われる. たぶん, もうあまり気にしないで旅行に出かけたりしている人も(とくに地方では)多いのではないか?と思う.
「ワクチン接種率」でググると, サッとこんなのが出てくる. (Googleすげー@@)
日本では約8割, 米国約6割, 韓国は約8割が2度の接種を終えている. ワクチン接種後も感染する(PCR検査によれば, ということなんだろう)という話だが, 重症化は9割がた防げるというのはホントらしいので, ワクチンの効果に(自覚のない感染による)自然免疫も加われば, もう重症者があまり出ないはず.
最近話題のオミクロン株は南ア共和国でもインドでも重症者はほとんどいないと言っている.
それに対して日本では全ての外国人の入国を1ヶ月も停止するという(他に例のない)大げさな措置. 政府としては大げさでも何かやったという姿勢を見せたかったのかもしれないが, 最初に新型コロナが入ってきた無防備な時と, ワクチン接種が8割に近づいた今とでは全く状況が異なるはずで, 「リスク感覚」が麻痺しているように見える.
心配になるのは, みんな感染防止対策上の習慣が身にしみついてしまって, マスクを取って人に会う生活にもどれるんだろうか? 人と人との間にできてしまった距離と壁をどうやって取り払うことができるだろうか? ということ...
- 人には免疫があって, 適当に「病原体」を交換しながら集団としての免疫を維持している.
- 人はいつか必ず死ぬ. 寿命の終わりに近づいて弱ってきたら何かの感染症で死ぬのは自然死.
- 人は人とのつながりの中でしか生きることはできない.
死は生活の中のひとつの要素だということを受け容れることを思い出した方がいいんじゃないかと思う. 死ぬまでの限られた時間に愛の感性を育み磨くことが, 死を防いで先延ばしにすることよりも大事ということも.
今年はお年寄りが亡くなられることが多かったように思う. 個々のケースがコロナと関係なくても, 高齢者施設や医療施設では感染防止ということで家族との面会が制限され, 死を間近にして家族との触れ合いを求める時にそれができない, 悲哀があったのではないかと想像される.
来年は世界が目覚める時になれるように.
=祈=
