風来坊@真幸福知

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日韓トンネルについての講演会

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日韓トンネル実現中国連絡協議会設立1周年山陰大会」@米子市淀江文化センター

という講演会に行った. (9/9 日)

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講師: 野田順康(のだとしやす)氏 (西南学院大学教授, (株)地域プラン代表取締役)

国土庁, 国土交通省, 国連人間居住センター(UN-HABITAT)など歴任

国土庁時代に先輩から叩きこまれた仕事の流儀は「1000年の歴史を振り返り100年の未来を見通して10年の計画を立てる」. ところが省庁再編後の政府は近視眼的.

英仏トンネルは民間事業で政府は出資していない(建設費1.8兆円). 1994年開業. 2006年に一度経営破綻したが通行料を値下げして2007年以降利益を上げており, 今後10年くらいで負債を完済する見通し. 英国と欧州大陸間の輸送の25%をトンネルが担う.

日韓間の旅客・物流, 観光データに基づく日韓トンネルの利用予測から経済的な検討.

公共事業などと言えば財務省から門前払い, 民間プロジェクトとして提案すべき.

「総工費10兆円, 東アジアの平和と安定が実現し, 充分な出資とソフトローンが供給されれば, 日韓トンネルはプロジェクト・ファイナンスで実現可能」

 

野田氏による調査報告書「平和と繁栄に寄与する日韓トンネル---基礎調査」も販売された. (制作・発行: 日韓トンネル推進全国会議, 日韓トンネル実現九州連絡協議会, 頒価 500円) (ほぼ講演内容がまとめられている)

はしがきより

「大胆な仮定やラフな推計に頼ることにはなるが, 調査依頼項目の範囲内で自分で分析することを決断した. ... 多くの批判と反論を受けることになるであろうが, 本報告書が, わが国の将来を考える様々な議論に, 一石を投じることになれば幸いである」

 

メインスピーチの他にも興味深いお話がいろいろ...

東和空和尚さん来賓挨拶:

出身地の下関で若い頃「下関を日韓トンネルの起点に」を公約に掲げて立候補した県知事候補がいた. 以来, 日韓トンネル構想の印象が残る. 次の世代が引き継いで社会を発展させる原動力になるのは経済予測などよりも「夢」. アジアの中で日本が持つ力を発揮し, 国や民族の壁を越えて平和をもたらす「夢」を日韓トンネルで実現しよう...

国際ハイウェイ財団 大江益夫氏による活動報告:

かつて青函トンネル建設を指導した北大 佐々保雄教授について青函トンネルの現場を学び, 同じ方法によって日韓トンネルの提案ルートである佐賀県唐津の調査抗掘削, 壱岐対馬海域での海底地質調査に携わった実務について報告. 技術的な準備はできている.

 

私もいろいろ考える...

国際ハイウェイとはいうものの, 車をこんなに長い(>100km)トンネルに走らせるわけにはいかないだろうなぁ. 調べてみると英仏海峡ユーロトンネルでは自家用車を列車に積んで通しているらしい. やはりそういう方法になるのだろうと思う. それでも天候に影響されない陸路がつながるのは, 物資の安定した流通に相当な効果があるはず(青函トンネルの北海道との流通への寄与みたいに).

それから, 今世界を飛び回っている飛行機が100年後にはどうなっているか? 飛行機は燃料を燃やす(軽量で大パワーが得られる)こと無しに飛べなさそう(電動だとバッテリが重いとか...). 今より化石燃料がずっと貴重で材料には使えても燃料には使えなくなる時代が来たら...? 原子力(核融合?)や太陽, 風力, その他で電気を作る=>電車と電気自動車の陸上交通, 原子力や電気の船は使えるが, 飛行機はダメ => 大陸間トンネルは今とは比較にならないほど重要な意味を持つ!?