風来坊@真幸福知

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始まりは坐禅会のご案内, 思いつくことを何でも書いていたら星空系に... Started with Zazen session info. now almost astrophotos. 시작이 참선회 안내, 이제 별하늘 사진들.

春の銀河プチ観望会: 電視観望

春の銀河祭りシーズン. いまひとつ天気もぱっとせず, 出撃の元気もなく過ぎようとしていたところ, 岡山に所用ができたついでに高梁市の北部にある「たかうね桜の森公園」に立ち寄った. 月がなく夜半まではほぼ快晴の予報.

Vixen SD60SSは結局, 笠井の補正レンズ(フラットナー, 0.8xレデューサ)では周辺像の乱れが改善されず(APS-Cセンサでも), 結局専用補正レンズを待っているところ. それでも, 小さなセンサなら直焦で大丈夫かも, ということで1/2インチ惑星カメラ(ASI385MC)で電視観望(ライブスタック)で何か見てみようということにした.

たかうね桜の森公園は高梁市宇治町にあって標高約400m, 秋のお彼岸の頃に鷲鷹の渡りが見られる場所として有名らしく, 以前昼間に訪ねたときは長い望遠レンズを構えた鳥やさんたちが集まっていた.

夕方到着して店開きをしていると, 地元の同好の士が来られ, 結局あまりすっきりとは晴れなかったので双方あまりガチ撮影モードに入れず, 雑談しながら適当に撮影しながらプチ観望会になった.

電視観望ということで, Linuxで使えて操作も超簡単なASILiveでライブスタックした. 一応BiasとDarkは各々102コマ, 45コマとって10s露出を繰り返す.

以下の画像は総露光時間18〜30分のスタック画像を16bitのTIFF画像に出力して, RawTherapeeで調整したもの. ノーガイドなので少しずつ位置がズレていて, これ以上コントラストを上げるとバックグラウンドにちりめん状のシマシマノイズが出てくる.

6cm F6でこの程度では写真としてはまだまだ露出不足かもしれないが, この小さな望遠鏡で1分もまてば眼視では見えない銀河の渦巻きが見えてくるのなら, 観望会などイベントとしてはなかなかエキサイティングかも.

ASICapで1分くらいの露光で数十コマとってちゃんとスタックしたら, キレイにとれるかもしれないという気はする.

NGC2903: SD60SS直焦点, ASI385MC, IR/UVカットフィルタ, 178x10s.

M51:  SD60SS直焦点, ASI385MC, IR/UVカットフィルタ, 112x10s.

M106など:  SD60SS直焦点, ASI385MC, IR/UVカットフィルタ, 175x10s.

SD60SSにライブスタックをさせる傍らで, MAK127をスカイメモSに載せて眼視観望をした. M81, 82, M106, M51, M3, M13など. MAKは長焦点で月惑星向けと言われるが, コントラストが高いので淡い天体にも良いかも. (同口径でもっと軽量なC5がオークションに出てくる度に心は動いているが...(笑))

 

ここの空は天頂〜北はとても良い. しかし岡山県内ではかなり内陸になるここでも南の低空は瀬戸内の街灯りで白くなっていた. 地元の方によると, 南を撮るならむしろ海岸近くで南に海しかない所がよいとも.

 

朝は曇り, やがて雨が...

おわり