比較的高価な特定の品物(カメラとか, スマホとか, 光学機器とか)を安く購入しようと思ってインターネットを検索することはよくあることだが, たまに詐欺サイトに出くわす.
アマゾンや楽天, ヤフーショッピング, ヨドバシなどのメジャーなECサイト(Eコマース=電子商取引のサイト)の値段よりもずっと安い価格が表示されたページが出てきて, しかし日本語が変だったり, サイトの機能的に変だったり(商品検索が動作しないとか)して, ああ, インチキだなとわかる. というケースはこれまでもあった.
ところが, 最近の詐欺サイトはもっとずっと巧妙になってきて, 一見するとまともなECサイトに見える, きれいなwebデザインと商品検索機能, 支払いや配送方法, 企業情報の表示もちゃんと出る, という物になっているようだ. これは注意が必要である.
こんな記事があった↓↓↓ 詐欺ECサイトに引っかかりそうになった話であり, 一読の価値あり.
私の場合, FPL53というガラス材を使った60〜70mmの望遠鏡の市場価格を調べようと思って検索していたところ, 名の知れた専門店や大手通販サイトにまじって「Ichiba いち葉」という見慣れないEモールらしきところが出てきた.
そこには, 一般的な価格より20-30%も安い価格が表示されている. さらには, 輸入品が品薄になっている今の状況(当然値引き販売などあるはずがない)で, 中古でもないのに安くなるはずのない人気製品(マクカセとか)までが20%OFFである. 怪しい.
それでURLを見ると, ドメイン名が「〜.top」となっている. 「〜.com」でも「〜.co.jp」でもない. 以前から外国のドメイン名「〜.br」や「〜.ru」, あるいは「〜.xyz」などという素性の分からないものが偽ECサイトに使われているケースが多いが, やはり外見をどんなに本物っぽく装っても, ドメイン名は偽れないらしい.
「〜.co.jp」というドメインは取得するためには日本で登記された企業, 「〜.jp」は日本に住所がある必要があるなど, 制限があってその分信用がある.
今や, 初めて目にする通販サイトはまず疑ってかかることが必要な時代になってしまったらしい.
この3つの点にひっかかる場合は, 購入もユーザー登録もしてはいけない.
ご注意, ご注意.
PS. ちなみに上記の「いち葉」というECモールのような(たぶん)偽ECサイト, その後検索してみても二度と出てこなかった.