当寺の本堂の東側に釈迦三尊・十六羅漢像をお祀りしていますが, 作者などは不詳, 作られたのは昭和初期より以前と思われます. 現住職は戦前のお生まれですが, 物心付いたときからこれらの仏像はあったそうです. 本堂が建立されたのが先々代の大正時代なので, その頃なのかも知れません.
同様な仏像が同じ市内のお寺にもあったのですが今は劣化して失われているそうです. 当寺のものも破損したり, 雨漏りで色彩が剥げたりしている所はありますが, それにしても保存状態は比較的良かったようです. ということで, 今の仏像の姿, 色彩を保存しておくために写真撮影を依頼されました. 弊社としては初めての仏像の撮影:-)
[撮影データ: Fuji X-T20 ISO1600auto, JPEG L/Fine, Auto WB, STO, XC16-50mm] (表示しているのは1067x1600の縮小版です)
撮影風景...
祭壇から一体一体をお連れしてブロアと刷毛でホコリなどを除去し, 仮設スタジオ(?)で撮影してから, 清掃した祭壇にお戻しするという作業を小一時間.
作業を終えて仰ぎ見ると, お顔の表情もなんとなくさっぱりした感じ?
合掌.