LibreOffce WriterはときにMicrosoft Office Wordよりも安定だったり, バージョンやOSが変わった時の文書の体裁の崩れが少なかったりする.
それに, なんだか露骨だと感じるのは, LibreOffice側ではMicrosoft Office形式のファイルの読み書きをかなり良くこなしてくれるのに, Microsoft Officeの方では一応ODF (Open Document Format = LibreOfficeの形式, ISOの規格になってる)の読み書きに対応しているとは言っているものの, まじめにやってない気がする.
つまり, LibreOfficeで作った文書をMicrosoft Office形式のファイルとして保存したり, Microsoft OfficeのファイルをLibreOfficeで開くときにはだいたいうまく変換してくれる(体裁が崩れない)ことが多いのに, 逆にLibreOfficeのODF形式のファイルをMicrosoft Officeで開いたり, Microsoft OfficeからODFで保存すると, 結構ぐちゃぐちゃというケースに出会う. Microsoftの言うODF互換は全然本気じゃないかも...と思ったりする.
というようなこともあり, 提出文書のファイル形式をWordに指定されていたり, 他の人と互いに文書を編集して受け渡しするような共同作業でなければ, LibreOffice WriterではなくMicrosoft Office Wordを使う理由はほとんど無くなっている.
ところが.... LibreOfficeにもアラがあって, たまにハマる.
(以上, 前置き. 長くてすみませんm(. .)m)
最初のページのページ番号をオフセットする(1以外にする)のに悩んだ.
"Format" => "Page", "Footer"タブでFooterをONにしておき, 出てきたフッターに "Insert" => "Field" => "Page number"
これでページ番号が入る.
次に, そのページ番号をダブルクリックすると "Edit fields" というダイアログボックスが出てきて, その右下でページ番号のオフセットを入力できる.
ここに"+3"などと入れると, ページ番号が+3されて最初のページが4になる... はずだが, 番号が表示されなくなってしまったりする. (最初の数ページは表示され, その後されなくなることもある) これはバグ.
調べてみると, 以下のようなことで解決.
- 最初のページの最初のパラグラフで "Format" => "Paragraph" => "Text flow"タブ
- "Breaks" で "Insert" "With page style" にチェック, "Type" = "Page", スタイルを適当に選ぶ, "Position" = "Before" (カーソルのあるパラグラフの前に区切りが入る), "Page number"を指定
これでOK. この方法はどこのパラグラグでやっても良い.
最初のパラグラフでやれば, 最初のページ番号を変えることができる. その場合, その前にページ区切りが入って前に空白ページができるということはない.
最初のページでない場合, 以下のようにしてページ区切りの挿入といっしょに次のページ番号を指定することもできる.
- "Insert" => "Manual break"
- "Page break"を選択, "Style"を適当に選ぶ, "Change page number"をチェックしてページ番号を指定
同じことは前のようにParagraphダイアログからもできる.
参考: