BOSMA β(愛称ボスマ)はBKP150(愛称バカピー(優秀です))よりずっとコンパクトで持ち運び便利&風に強いというので重宝するはずだったのが, 輝星のまわりのウニョウニョが「ううっ」だったという件, 対物レンズの周囲を2mmほど絞りで隠すことで解決した.
対物レンズ(2枚玉アクロマート)は2枚のレンズの間のスペーサがよく使われるスズ箔じゃなく, 透明なプラスチックの輪っかなのだが, どうもその透明なのが災いして変な屈折の光が入ってくるのがウニョウニョの原因だったと思われる.
前に撮ったすばる:
明るい星の周りにことごとく炎のような七支刀のような(?)ウニョウニョが出ているがこんなのが実際にあるわけはなく, 光学的な欠陥によるゴースト.
絞りをつけた後で撮ると...:
明るい星の周りの剣のような火炎のようなウニョウニョが消えて一件落着.
輝星の周りの多数の光条はつけた絞りの凸凹のためか? まぁ反射望遠鏡のスパイダーによる十字の光条より美しくないが, カメラのレンズの絞りによる光条と似た感じでまあいいということにする.
前に撮ったのは標高560mですばるが天頂にあるとき, 後のは180mで西に傾いたときなので, 全体的な写りは前のほうがよい. もう一回好条件で撮りたいところ.
短焦点アクロマートの星像の甘さとか青ハロはしょうがない. まぁ楽しめる程度には写ると言えるか...
(BOSMA β D=80mm/f=500mm, Fujifilm X-E2 ISO3200, 3min x 10枚くらいスタック, Sirilでスタック, Darktableでトーン調整, Gimpで色調調整, Waveletノイズ除去)
追記(1/21): M42と馬頭星雲も取り直し
(BOSMA beta 80/500 X-E2 ISO3200 3min, 10コマスタック)
(BOSMA beta 80/500 X-E2 ISO3200 4min, 8コマスタック)