星雲の淡い濃淡を中間階調に上げて(?)強調したスゴイ感じの写真を見かけることがあるが, ああいうのが簡単にできるというウワサの「ニックコレクション」というものがあるというのを聞いたことがあった.
Googleからダウンロードできるという話も.
探したら Google Nik Collection というのだそうだ. 開発元のNik SoftwareがGoogleに買われて, それからDxOというところに買われて, 現在の Nik Collection は有料ソフトで最新のは6000円くらいらしい.
nikcollection.dxo.comGoogle が所有していたときにフリーにして公開したバージョンが今でもダウンロードできるということのようだ.
www.techspot.com残念ながらLinux版はないのでWindowsのをダウンロードして使ってみた. (500MBくらいあって結構でかい) Photoshopなどのプラグインとして使われるものらしいがスタンドアローンでも大丈夫.
インストールされたフォルダの中を見ると
- Analog Efex Pro 2 昔のカメラ風?
- Color Efex Pro 4 カラー用いろいろ, Detail Extractorというのがアレか?
- HDR Efex Pro 2 HDR, ドラマチックなど
- Silver Efex Pro 2 モノクロ用?
このくらいが使えそうかも.
それぞれのフォルダ内のexeファイルをカチカチやれば立ち上がり, 左上のメニューからOpenでファイルを開いて, 左側にあるフィルタのリストをカチッとやると効果が... 良さそうな感じになったら左上メニューでSave as..で名前を付けて保存すればよい.
定番のM42の写真にいろいろやってみると...
元の写真↓
Analog Efex: Classic Camera 7↓ あまり変わらない?
Color Efex: Detail Extractor↓ これか!?
HDR: Dramatic↓ わぁ(笑)
Silver Efex: Fine Art Process↓ モノクロで階調のみを味わうのもいいですね.
これらのソフトは開けるファイルタイプがJPGだけのようだ.
微妙な階調を含んだ16bitのPPMとかが開けるといいのだが, もしかしたら内部処理も8bit?
予めある程度出したい階調が見えるように調整してJPGにしてから使う感じなのだろう.
元の写真がGimpでRGB各々のトーンカーブをいじってかなり階調を出したものだから, Dramaticは別としてあまり変化が無いように見えるが, 最初に頑張らずにやれば手間がかなり省けそう.
頑張ってない元の写真↓
Color Efex: Detail Extractor, 右のつまみでsaturation, contrastと効果の強さを調整↓
う〜ん. やっぱりちょっと頑張ってからの方がいいか...
試しに風景にやってみたりする.
元の写真↓
HDR: Dramatic (+コントラスト調整)↓ やりすぎ感満載(笑)
HDR: Deep1↓ これはいい感じ?