色が変な日の丸ではない.
先日の太陽. 最近は活動が低調で黒点がほとんどないらしい.
12/26の午後には部分日食があるようだし, 来年6/21にもある. それで太陽を見るためのフィルタを探していたら, Amazon.co.jpで"Thousand Oaks Optical"というメーカーの"耐久性フィルターシート"というのが各種サイズ(4インチ角〜12インチ角)で比較的安価(1200円〜3300円くらい)だったので, 6インチ角のを購入して8cm望遠鏡に合わせて切ってフィルタを作った.
100均とかホームセンターにあるプラ板(黒, 厚さ0.2〜0.5mm)をリング状に切った輪っかを2こ作って, 間にフィルターシートをはさんで接着. 裏側には, 望遠鏡のレンズフードの内径に合わせて, スポンジ状の黒いゴムシート(厚さ5mmくらい, 粘着テープつき)を切って, 円周上に数カ所貼り, レンズフードにちょうどはまるようにした.
フィルターは銀色の面と黒い面があるが, 銀色の面を表(太陽を向く方)にする方が遮熱効果が期待できて良いと思う.
実際に使うときはマスキングテープなどで固定する必要あり. 観測や撮影の最中に風でフィルターが飛んだりすると大惨事なので.
下にあるのはクリヤフォルダを切って隅にスポンジ状ゴムシートを数カ所貼って, 作ったフィルターがちょうど収まるようにしたケース. これで保管も安心:-)
冒頭の写真はこれで撮ってみたもの.
(Thousand Oaks Optical製シルバーブラックポリマーフィルタ使用, BOSMA beta 80/500, Vixen 2x Barlow, X-E2 ISO1000 1/250s, 50コマの20%スタック)
Wavelet処理するとつぶつぶが少し出てくるが, "粒状斑"というやつなのかノイズなのかよく分からない.
このフィルタは, そこら辺にある双眼鏡や小さな望遠鏡, カメラなどに合わせて切って取り付ければ何でも太陽観察ができそう. 高倍率ズームのカメラなど月がそれなりに写る程度のものなら太陽も同じくらい写る. ただ, 太陽以外は真っ暗になるので, 太陽を視野に入れるまでがちょっと難しい. 地面に映る影の形を頼りに筒がまっすぐ太陽を向くようにするとか... (あ, ズームがあれば広角で入れて大きくすれば良いだけか)
くれぐれも直接太陽をのぞかないようにご注意! フィルタは必ず対物レンズの前に!