風来坊@真幸福知

風来坊@真幸福知

始まりは坐禅会のご案内, 思いつくことを何でも書いていたら星空系に... Started with Zazen session info. now almost astrophotos. 시작이 참선회 안내, 이제 별하늘 사진들.

SkyWatcher BKP 150DSを30年前のNewポラリス赤道義に載せた

安くて手軽に持ち運べる限界は15cmニュートン式という話を見かける. 30年前のNewポラリス赤道儀に積める限界はまあ5〜6kgで, その点からも15cm反射が限界.

安い15cm反射(鏡筒だけ)ということで探すと, Kenko-TokinaのSE150NかSkyWatcherのBKP150DSの2つに絞られる. この2つかなりのロングセラーらしくブログなどの記事も多い. 前者は5cmファインダ, 後者はダブルスピードフォーカサー(フォーカスの微動付き)が魅力. 鏡筒自体は中国の同じメーカーが製造しているらしく, したがって基本性能は同じと思われる.

どちらかというと前者の方に傾いていたのだが(接眼部が簡単な方が軽いんじゃないかとか..., ファインダは5cmあった方が...とか), 東京出張のときに立ち寄ったシュミットさん(望遠鏡ショップ)の親切なご案内とフォーカサの改造は高いという話(ごもっとも)に納得して, また, 5cmファインダは例のレンズを望遠鏡にしてくっつければ代用できるとか, それからシュミットさんの決算セールで安くなっていたということで後者を購入. 鏡筒が約6kgなので, 今Newポラリスに付いているバランスウェイト2.7kgでは足りないでしょうということでビクセンの1.9kgウェイトも購入. これで3.4万.

ちなみにビクセンニュートン式反射は20cmだけで10万以上する. ハイアマチュアの皆さんが使うもっといいやつの主流はアポクロマートの屈折やマクストフカセグレンなどらしい. デジタルカメラもそうだが赤道義の自動化とか光学系とか, 30年前と比べると隔世の感.

注文して4日で品物が届いた.

さて, これをポラリスに載せるために加工しなければならない. 最近の望遠鏡と架台の取付は「アリミゾ」とか「アリガタ」とか呼ばれる(語源が不明!?)台形のホゾになっているのが普通らしい. 英語だとDove-tailというそうだ. そんなものは昔のポラリスは知らない. ネジ止めするDove-tailアダプタのようなものもあるようだが, そういうのを挿入すると鏡筒と極軸の間隔が長くなり, バランスウェイトの重量を含め重量を少しでも減らしたいという要求に反する. とにかくできるだけ直接くっつける方が良い. ということで... こういうやや乱暴な方法で解決(笑)

f:id:cheonghongsa:20190131220326j:plain

鏡筒バンドを載せているDove-tailバー(アルミ製, 厚さけっこうある)に130mm間隔でΦ6.5mmの穴2つをハンドドリルで開け(汗), ポラリスの鏡筒を載せる台(アルミ, 厚さ比較的薄い)にも同じように穴を開け, M6x40ボルトで固定.

f:id:cheonghongsa:20190131220338j:plain

f:id:cheonghongsa:20190131220346j:plain

ウェイトの方, (今の)ビクセンのは軸径Φ20mm. Newポラリスのウェイト軸はM16(全体がネジになっている). それで, 2mm厚のスリーブを作って(使いふるしのタッパー容器が2mm厚だったので壊して製作)しのぐ.

f:id:cheonghongsa:20190131220333j:plain

こんな感じで何とかなりました.

f:id:cheonghongsa:20190131220351j:plain

ウェイトはギリギリ大丈夫な感じ. カメラなどを積めばかなりバランスは崩れる. そういうときは何かぶら下げて...!?

冬は曇り続きの山陰の気候だがたまに気圧配置がゆらぐと晴れることがある. そういう昨夜の晴間にスバルやオリオン星雲などを見てみた. やはり8cm屈折と比べると明るい. しかし, 倍率を100倍くらいにするとフォーカスが甘い感じTT 気流のせいであることを願って, 次回もう少し安定した天気の夜に再度トライ.

反射望遠鏡を所有するのは初めて. 扱ってみると結構姿勢が苦しいこともある(天頂プリズム無しの屈折みたいなことはないが). そして, 地べたに座り込むように低い姿勢になることはまずない. 手動ガイドで写真をとるときは天頂プリズム付きの屈折望遠鏡の方が楽な気がする(地べたに座り込んでできる)ので, 8cm屈折を使うんだろうなぁと思う. モータードライブをなんとかしたい所だが....

星は10年1日のごとく巡る. 光学機器もそれに応じてか製品寿命が長い. 同じようなことを10年前にやった人がいたようだ. ↓

30年選手のニューポラリス ( 天文学 ) - 夏休み自由研究 ☆2019☆彡 - Yahoo!ブログ