先日, 1/9(水)は今年最初の坐禅会である夜坐の会.
本堂でストーブを焚くとストーブたちが半端無く灯油を食うので, 3月までは本堂に隣接する「真幸閣」(信徒会館というのかな?)(空調完備)で行ずることにした.
本堂より小さくまとまって坐るので写真は撮りやすかったりする(笑)
当日は夕方からこの季節には珍しい晴天で, 夜坐の後の星空観望会を初めて開催. 例の望遠鏡を出して冬の空(結構名所が多い)に散らばるスバル, オリオン大星雲, M35や二重星団などの散開星団, アンドロメダ銀河などを見ていただいた. ご参加の皆さんには思いの外喜んでいただいた. 年配のご婦人お二人だったが, 肉眼でもスバルが見えるとのことで眼の良い皆さんだったみたい.
坐禅を行じて落ち着いたはず(?)なのも束の間, 片付けを終えるや飛び出して山へ. 手が凍えるまで撮影三昧.
<バラ星雲>
<M45, スバル>
<M42, オリオン大星雲>
<オリオン座三ッ星付近>
(Fujifilm X-E2, ISO3200, 30秒露出x20~30コマくらいスタック, Nikkor 200mm, F4開放)
昔のNikkor 50mm F1.4というレンズもあったりする. (Aiになる前のマニュアルオンリーのやつ) これをX-E2にくっつけると, 画角は35mm換算で75mmくらいになるので星座写真には少し狭い. (オリオン座がいっぱいくらい)
<オリオン座>
(Fujifilm X-E2, ISO3200, 30秒露出x10コマくらいスタック, Nikkor 50mm, F1.4=>2; オリオン座が画角いっぱいなのでトリミングしていない, 周辺で星が三角になる収差が...)
ウワサ通り, X-E2は(Canon G7Xなどと比べると)Hα線の赤い光がよく写る. このカメラにはX-TransというCMOSセンサが使われているが, 実は富士フィルムが天体写真ユーザーを意識して赤い光を長波長まで通すフィルターを使っているとのこと(Vixenと富士フィルムの開発者の対談でそういう話が..). 高感度のノイズも従来のセンサよりかなり低く, ISO3200でも実用になるみたい.
さらに... Fujifilm Xシリーズはシャッターボタンに昔ながらのレリーズのネジがあったりする. (今時珍しいので若い皆様は何の穴かもご存じないかもしれないが..)
天体写真用の高価なカメラ(フィルタが改造されていたりする)もあるが, 中古のX-E2というは今のところコスパ最高な選択かも.