(なんとかロスってのは和製英語らしい. A comming winter makes me miss swans とでもいうのかな?)
この季節になると毎年思い出す, 某M市の白鳥. 島根にも白鳥が来る所はあるんだけど, 某M市◯◯池のように白鳥たちがfriendlyで身近に接することのできる場所を他に知らない. 福島とかもっと北にもあるのかな?
思うに, 住宅地の中にあって取り立てて観光地というわけでもなく, 近所の人々が日常の散歩がてら可愛がり, 雑穀のエサを持ってきてくれる方もいて... という穏やかな環境があのような白鳥の楽園を作っているのかもしれない. あの環境があのまま続けば良いと願う.
2011年にこちらに引っ越すまで, ◯◯池はいつも家族の憩いだった.
<2000年>
<2001年>
<2003年>
<2004年> なぜかこの年にいちばん白鳥の写真が多い. 白鳥オタクになってたのかも(笑).
某M市には黒鳥(Black swan)もいて, こちらは白鳥とは違って「渡り」をせず, 夏に繁殖する. ◯◯湖の周囲ではあちこちに巣を作って卵を産み, やがて親鳥についてチョコチョコ歩きまわるヒナたちの成長する姿が見られた. (最近, 鳥インフル対策とかで偽卵による繁殖抑制が市によって行われてるらしい..!?)
白鳥は決まって11月に入るとやってきて, 3月末を過ぎると去っていく.
3月になると旅立ちの準備なのか, こんな感じで編隊を組んで飛び立ち, しばらく周囲を飛び回って帰ってくるという飛行訓練らしきことをやっていた.
白鳥を見てると, なんでこんなに美しい鳥がいるんだろうとため息が出ることもある.
1年に二度海をわたって長旅をするという試練を自らに課すことでその高貴さを保っているんだろうか??などと思ったり. (遠目に見ると高貴だけど近くで見ると案外やんちゃかも(笑))
暖かくなり始めると, 夜中に屋根の上をクォックォッという微かな声が通り過ぎるのが聞こえることもあり, あぁ彼らが旅立ったな...と思ったりしたものだ.
<2005年>
この後, しばらく白鳥の写真がない. 家族でいろいろなことがあった. 子供が家を離れて山村留学して, そっちの写真が多くなって地元のが少ないとか.
<2008年> この年も白鳥の写真はわずか. 夏に見た黒鳥の親子.
この頃から娘がカメラを持ち始めた.
<2010年>
<2011年> いつのまにか娘が白鳥の背丈を越えていた. (白鳥は陸に上がると案外背が高く, 以前は見下されてた感じ(笑))
このひと月後にあの大震災・原子力事故が起こるのだ.
<2014年>
韓国で再び研究の仕事を始めた後, 学生をつれて研究施設見学に来日. 見学の帰途, 通り道だった◯◯池に学生たちを連れて立ち寄ったりする. (この下心でレンタカーでの旅程を組んだり(笑)) きっと彼らにとっても忘れられない記憶になったと思う. (注意: 白鳥と触れ合ったら手を洗いましょう. 鳥インフルエンザに注意)
今も変わらない白鳥たちの日常があることを願う...
<2015>
番外編: 韓国にも白鳥が来るところがあった!: プサンのナクトンガン(洛東江 낙동강)河口の野鳥公園. 白鳥は백조(ペクチョ)じゃなくコニ(고니)という. いたけど, う〜ん遠いなぁ...
...
どこかないですかね? ◯◯池みたいなとこ. ほんとに白鳥Loss TT.