風来坊@真幸福知

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3.11日本東部大地震犠牲者追慕祭(プサンにて)

3/11(日), テグ(대구 大邱)大学パクファムン(박화문)名誉教授(特殊教育の専門家)を中心に東日本大震災の犠牲者に対する追悼慰霊祭が行われた. 会場はプサンスヨン区にある韓日文化研究所(プサン外大キムムンギル(김문질)名誉教授). 主に日本留学経験者を中心とした集まりで芸術, 教育, 国際交流, 環境運動, 弁護士, 実業家, 茶道の先生など30名ほどの多彩な参加者.

今回は原発事故の影響についての話を依頼されて, 20分くらい(ちょっとオーバーした)話をした.

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会場に行ってみるとお坊さんがいて挨拶したら日本の人だった. 福岡県のお坊さんで「兵士・庶民の戦争資料館」の副館長, 武富さん. 筑豊炭田に動員されて亡くなり無縁仏として埋葬されていた朝鮮人労働者の慰霊施設として, ムグンファ(무궁화 無窮花)堂を建立されたお話をされた.

この韓国での3.11慰霊祭は毎年続けられていて今年で第7回. 一日本人としてこの隣国の真心に頭が下がる. 今年からこの会はパクファムン教授を中心として結成された「元義華厳大乗会」(元華会)という団体の主催となっている.

この会の名称はウォンヒョウ大師(원효대사 元曉大師,617-686), ウィサン大師(의상대사 義湘大師,625-702)という歴史的な功の高いお坊さんたち(日本で言うと伝教大師最澄, 弘法大師空海みたいな感じ?)の名を頂き, 世界を慈悲で抱く華厳思想と大乗思想を立てて国境を超えた親善のために日本の震災の犠牲者を追悼する, ということみたい.

始まりは, パクファムン教授が夢で見た巨大な渦巻きが実際に映像で出てきた(津波の引き波で海岸に現れた巨大な渦)のを見て大変驚かれ, お坊さんに相談しながら慰霊祭を始めたとのこと. そして日本の震災の犠牲者と共に, 日本統治時代に犠牲になった朝鮮人の慰霊も兼ねて行われている.

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私に依頼されたのは, 福島の事故がどういうことなのか, その影響で海産物が危ないなどの話が韓国では依然として流布しているが, 本当の所どうなのかという話. ということで, 事故の経過と放射線の影響(結論は放射線放射能の影響は「量」を考えて心配しましょう, 韓国は影響ないということ), 韓国の学生さんたちといっしょに実際に福島の現場を見学したときの様子や学生たちの反応なども紹介した. 質問もいくつかあった. 昨年論議の末に建設を継続している新コリ5,6号機(新型のAPR1400原子炉)についてなど.

韓国の仏教界(日本も?)や, この会に集まっている文化, 歴史, 環境関係の人たちは基本的に原子力は危なそうだ(し, やっぱり危なかったし人を不幸にしたじゃないか!ということ)から反対という感じだが, 私の話はどう映りどう伝わるだろうか... もしも疑心暗鬼からくる不安を和らげ放射能の数字に対する「感」が伝われば幸い. (八正道の正見, まずは事実をちゃんと見なきゃ, というのを結論に使わせてもらいました. 合掌)

仏教新聞の方が取材に来ていた. 出るかな?

原子力については日本の惨事が世界の(とくに西隣の国々)にとっても教訓となりちゃんとしたリスク管理が定着する資けになることを祈る.

そして何より, 死亡 15895人, 行方不明 2539人, 合計24590 (2018.3.9時点, Wikipedia) それから震災関連死(避難先での死亡など)3647人 (2017.9時点, Wikipedia)という方々のご冥福を祈る.

<合掌>