米国からの客員教授のK氏が "川(ヒョンサンガン 형산강 兄山江) の向こうに見える山の上の仏像"に(歩いて)行こうとして行けなかった話をしてたので, 土曜日に車でいっしょに行きましょうということになった.
それがポハンとキョンジュの境界にあるヒョン山(兄山 형산)の稜線(220m)に建てられたワンニョンサウォン(왕룡사원 王龍寺院). 遠くからも山頂近くに何やら白い仏像らしきものがあるのが見える. 最近名前がキウォンジョンサ(기원정사 祈願精舎?)に変わったらしい.
http://blog.daum.net/bosar/13433972
テグ(대구 大邱)に近いパルゴン山(八公山 팔공산)にはガッバウィ(갓바위)と呼ばれ信仰を集める韓国式の笠(ガッ)をかぶった薬師如来像があるが, ここにあるのはそのミニチュアみたいな感じ(観音菩薩だけど). ポハンの街を見晴らす絶景ポイントのひとつ. 今日は晴天でPM2.5(こちらではミセモンジ미세먼지という)も少なく視界良好. 山裾の田園〜都市部〜海岸のPOSCO(製鉄所)まで見渡せる.
ここの本堂は韓国で普通みかける"大雄殿"と違い"無量寿殿"となっている. 阿弥陀仏が主役(?)らしい. 本尊は薬師如来(中右)と釈迦如来(中左), 脇侍に観音菩薩(右)と阿弥陀仏(左, 修復作業中のため写真だけ).
さらに, ここには新羅王朝のキムユシン(김유신 金庾信)将軍とムンム(문무 文武)王(一説にはムヨル(무열 武烈)王)を祀る"王将軍龍王殿"がある. 寺で奉仕をしていたおばちゃん曰く, 先日見たムンム王陵の祈祷にも出かけるとのこと.
K教授がポハンにあるという別の寺, "龍の口に入る寺"に関心を持ていたので私も調べてみると, 北部のチルポ(칠포 七浦)海岸にあるデウォンサ(大圓寺대원사)らしい. 続いてそこに行ってみた. なるほど龍の口に入るお堂があり, 入ってみるとそこは地蔵菩薩の祀られる千仏殿. 奥に如来三尊.
外に出ると祈祷会か何かで集まってた数人の人たちが手招きするので行ってみる. お寺に行くとコンヤン(공양 供養=食事のこと)受けてけ〜, ということで食事をいただけることがしばしばある. お寺の人たちといっしょに食事(ビビンバプ).
ご住職が現れてWelcome! それで, 突然お話が始まったりする. 地蔵菩薩への祈祷で5つの門が開いて...とかいう感じのお話.
"龍の口"とは別に, 上の方に本堂(大雄殿)があり, 本尊は釈迦如来(中央), 文殊 & 普賢菩薩(右左), さらに右に観音菩薩, 左に勢至菩薩と豪華な顔ぶれ.
Thanks for a nice trip! You're welcome; it was really interesting! ということで半日ほどのポハンお寺めぐりでした.