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風来坊@真幸福知

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浄髪具(ジョウハツグ)考--ソル話

明日から韓国では旧正月(설, ソル)の連休に入る. 今年は週末が重なり金〜月の4日間となる. ソル連休中はソウルから地方へ, 地方からソウルへと国民的大移動が起こる. 今夜から明日はソウル周辺ですごい渋滞だろう. 周囲の人たちも多くは早めに退勤, 夕方いつも行くPOSCO修練院の食堂も閉まっていた.

ソルにちなんで, というつもりはないのだが何かそうなってしまってる....

多くのお坊さんたちは頭を剃る. 頭を剃ることを浄髪(ジョウハツ)という.

野々村著 "食う寝る坐る永平寺修行記"(新潮文庫,2001)には, 大本山永平寺では貝印の1枚刃のカミソリが御用達(知庫寮(購買部的なとこ)に常備されている)と書かれている. 同書を参考に身心の準備をしていたのだが, 私が2012年に半年ほど雲水としてお世話になった時にはスペックアップしてGillette Mach 3 (3枚刃)になっていた. 貝印の1枚刃カミソリで浄髪するのはかなり神経を使う. 刃の角度によっては皮膚を傷つけることがあり, 肌の弱い方はカミソリ負けもするだろう. 油断すると簡単に血を見る. Gilletteの3枚刃は格段によく剃れて皮膚のダメージもほとんどない.

こういう手動の浄髪具はGillete, Schick, そして貝印が多くのドラッグストアで見られるが, Gilletteの切味は別格である. 価格はそれに見合って少し高い. Amazon.co.jpでみるとSchickの替刃が8個で1500円くらいなのに対してGilletteは2000円以上. つまり1個当たり300円くらいかかる. 個人差はあるが, 替刃1個で浄髪2-3回が限度だと思う. それ以上は切味が落ちて剃れなかったり負けたり血を見たりする. 月に5-6回浄髪し, 髭は毎日剃るとすると(僧堂では4, 9のつく日に浄髪することになっているが日常では髭は毎日剃らないとちょっと危ない人に見えてしまう), 月に3-4個(もっとかな)は消費することになる. コストは月に1000円前後, 1年では10000円以上にもなる. つまり手動浄髪具は結構高価なのだ.

一方, 電動シェイバーは安いもので1000円くらい(コンビニでも売ってる旅行用の電池式), 最近の売れ筋商品で6000-8000円くらい. この程度なら, 1年使えば手動カミソリより安いくらいになる. シェイバー自体が充電式, または充電式の電池を使えば電気代は問題にならない. つまり, エコで経済的な浄髪具は手動より電動ということ.

私は以前から旅行にも便利な小型の電池式のシェイバーを愛用していた. パナソニックの1枚刃の小型のものだが, 最近それが故障したり(直したけど), 実は切れ味は製品によってかなりの差があることを知ってしまったり, ハイテクなのが小型化されてるのを見つけたりして, コレクションが増えてしまった. (笑)

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↑手前がGillette Mach 3 (手動カミソリ), 電動は右からLozenstar電池式2枚刃(1000円くらい), Panasonicラムダッシュ小型3枚刃(10000円くらい,充電式), Panasonic電池式1枚刃(2000円くらい).

真ん中の高いのは悩んだあげく決心して購入したのだが, 切れ味は異次元. これまで切れ味では手動が圧倒的に電動に勝る(電動で剃れない伸びすぎた毛もOKだし)と感じていたのだが, ラムダッシュだと手動の必要がないのでは?と思うほど.

ちなみに, Panasonicラムダッシュの刃(鋭角に研がれたステンレス鍛造刃)は安来鋼が使われているとのこと(http://panasonic.jp/tourist/jp/monogatari/shaver_a). こういう職人的な話に弱かったりする.